どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは西湖三七三さんの

「四天王最弱の自立計画 四天王最弱と呼ばれる俺、実は最強なので残りのダメ四天王に頼られてます」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、日々四天王を倒そうとする人間たちを返り討ちにする四天王最弱こと暗黒騎士のラルフ。魔術王のフレア、魔獣大帝のリリア、氷結魔女のルシカ…残る3人はすごく強い…かと思いきや実は最弱⁉︎戦いたくないためにいつもラルフに人間退治を任せていた。いつまでも自分だけが戦うわけにはいかない。ラルフはなんとかフレアたちにも戦わせようとするが…最強のラルフによる四天王育成計画が始まる!とこんな感じです!

〜四天王の女の子たちはぽんこつ〜

第16回GA文庫大賞銀賞受賞作!よわよわだめだめポンコツな四天王の女の子たちを最強のラルフが育てていくのが楽しいライトなファンタジーでした!面白かったです!

まず序盤。四天王たちの戦闘風景が描かれます!魔大陸を統べる四天王。彼は日々四天王を倒そうと襲いかかってくる人間たちを打ち倒していて…しかし人間が相手にする暗黒騎士のラルフは四天王最弱…となんだか意気揚々として序盤なのですが、実はラルフ以外の四天王がよわよわというギャップがよかったですね!つかみはバッチリです!

自分だけしか戦えないと何かあるとまずい。そう感じたラルフはなんとか戦えない四天王の少女たちを育てようと奮闘します!かき氷作りに命をかける氷結魔女のルシカ、魔獣と仲良し生活を送る魔獣大帝のリリア、自分の芸術活動にしか興味がないフレア…一癖も二癖もあって絶対に戦いたくない少女たちとラルフのやりとりは見ていて楽しかったですね!ラルフの心労はすごそうですがw

そんな彼女たちにテコ入れするために、ラルフは人間ながらとんでもない剣技を持つテレサをフレアたちと引き合わせます。四天王であることは隠してフレアたちに楽しく戦うことを覚えてもらいたい+テレサにはさらに成長してほしいというラルフの親心が良きですね…テレサもまっすぐで純粋で見ていて微笑ましかったですし、そんな彼女がフレアたちと打ち解けていく過程もグッドでしたね!

しかしそんな平和な日々も続かず人間たちの大規模侵攻が始まります!ラルフだけではどうにもなくなりついにフレアたちも戦うことに…フレアたちを戦わせようとするラルフの策略とそれにうまくハマったフレアたちは見ていて楽しかったですね!

終盤のバトルは熱かったですし、ラストもこの作品らしくて好きです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ラルフは最強の暗黒騎士!強いがゆえにフレアが戦わない理由になってしまっているのが歯がゆいですね…でもフレアたちとしっかり向き合って彼女たちのために頑張る姿がかっこよかったです!

フレアは芸術家肌な女の子!のじゃ口調もかわいかったですね!戦いになると逃げてピーピー泣くのもかわいい!

リリアはいかにも強そうな魔獣を従えていながら一切戦わないので、他の2人に比べてギャップがすごかったですね…リリア自身も龍の女の子ということでモン娘感もあってよかったです!

ルシカはかき氷を追求するちょっと変わった女の子!戦闘になると気絶しちゃうというぽんこつっぷりもよかったですね!かわいい!

最後に
ライトなファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ2巻が読みたいですね!まだまだラルフとフレアたちのやりとりがみたい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ライトなファンタジーが読みたい方は!絶対に戦いたくないフレアをはじめとしたヒロインたちはかわいいですし、そんな彼女たちに振り回されるラルフも見ていて楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

四天王最弱の自立計画 四天王最弱と呼ばれる俺、実は最強なので残りのダメ四天王に頼られてます



著者

西湖三七三



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2831-4

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは結城弘さんの

「イマリさんは旅上戸」

です!
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☆感想☆

ストーリー B
内容は、ゲームのデバッグ会社で働く橋広滉代はバグを見つけつ技術で社内でも一目を置かれていた。そんな彼の憧れの上司である今里マイは絶対的なエースとして活躍していた。そんなある日、今里にお酒を飲ませてしまった橋広は彼女が酔うと旅に出てしまう旅上戸であることを知る。会社の重要人物である今里を旅から連れ戻す役割に指名された橋広は今日も酔ってしまった彼女を追いかけるが…とこんな感じです!

〜酔うと豹変する上司〜

第16回GA文庫大賞金賞と審査員受賞作!個人的には面白いとは思えなかった作品でした。以下面白いとは言えないので読みたくない方はブラウザバックで。

まず最初に言いたいのは全体的な完成度は高いと思います。文章は読みやすいですし、自然な展開の構成もよかったです。金賞を受賞するだけの作品だなと思いました。

でもそれ以外の全てが自分には刺さりませんでした。

ドケチでサバサバしているようで実は熱い主人公が、そんな主人公に変態的に好かれるクールだけど酔うと旅に出たくなるヒロインの上司が、酔うと旅に出てしまう今里さんを追いかける展開の全てが個人的には微妙でした。

旅上戸とはいっても都内から箱根とか高尾山くらいにしかいかないですし、ラブコメというほどラブもコメも薄い。オフィスラブにしてもオフィス要素が限定的でミニマムな仕事にしかフォーカスが当たらない。この作品の何に魅力を感じれば良いのかわからなかったです。

特に気になったのは旅要素ですね。今里さんが酔って台北まで行ったという話をなんで実際に描かないんですかね…メイン級になる話を「あぁ、今里昔酔って台北まで行ったらしいよ?」で終わらせる理由なくないですか?いや続刊で描かれるかもですけど…

ラブコメとしてもお仕事ものとしても旅ものとしても物足りない。フックがなくて読みやすいだけの物語でした。

キャラ B
個人的には主人公もヒロインも微妙でした。

最後に
個人的には微妙でした。なまじ読みやすい分、微妙さを強く感じました。

どんな人にオススメか?
個人的には微妙でした。気になったかたは試し読みの上で。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

イマリさんは旅上戸



著者

結城弘



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2829-1

表紙画像のリンク先


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さて、今回感想を書いていくのは境井結綺さんの

「魔女の断罪、魔獣の贖罪」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、難破船事故の末に2人の少年と漂流することになったレオナルドは生き延びるために死んでしまった少年を食べてしまう。その結果、裁判にかけられたレオナルドは監獄へと投獄されてしまう。そんな彼は突然魔獣となってしまう。魔獣化の呪いを解くためにエレーナという魔女の召喚獣になったレオナルドは彼女の仕事を手伝うことになるが…とこんな感じです!

〜醜い魔物になってしまったら〜

第16回GA文大賞銀賞受賞作!ダークなファンタジーとして楽しく拝読させていただきました。

まず序盤。レオナルドが魔獣化し監獄から脱出するところから物語は始まります!導入はスムーズかつ、読みやすくてスルッと物語に入っていけましたね。

そして魔獣化したレオナルドはリースという女性に助けられますが、リースという女性はドルイドであるがために異教徒扱いされて殺されてしまいます。さらにレオナルドも殺されてしまう、というところで復讐の魔女と呼ばれるエレーナに助けられます。序盤からかなり容赦なくてダーク感強めで良きでしたね。

エレーナの使い魔になったレオナルドは彼女の仕事を手伝うために訓練をして、彼女の依頼を手伝っていきます!人を食う魔獣にはなったものの、人と戦えないレオナルドの葛藤や迷いが印象的でしたね。

終盤もよかったんですけど、幼馴染たちを出すにはややカタルシスが足りなかったですかね?ここまでレオナルドと魔女エレーナの物語だったと思うので…この終盤にするならもう少し幼馴染たちとのエピソードを出して欲しかった感はあります。

とはいえダークなファンタジーとして最後まで楽しく拝読拝読させていただきました。

キャラ A
レオナルドは人間の自我と魔獣としての自分の葛藤がよかったですね。エレーナも謎めいた感じと人間らしいところのギャップがよかったです。そのほかのキャラも魅力的でした

最後に
ダークなファンタジーとして楽しませていただきました。容赦のない展開でダーク要素強めでよかったです。

どんな人にオススメか?
ダークなファンタジーを読みたい方は。魔獣になってしまったレオナルドの葛藤や迷いが魅力的でした。気になった方は

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

魔女の断罪、魔獣の贖罪



著者

境井結綺



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2825-3

表紙画像のリンク先


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