どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今、金爆の「ローラの傷だらけ」って曲聴いているんですけど、笑いが止まりませんw なんだダブルオートロックローラってw 個人的に一番面白かったのはプリクラ晒すナツミという歌詞ですw まあ、確かにいるんですけどね、プリクラ晒す女の子(苦笑)

さて、今回紹介するのは古橋秀之さんの「冬の巨人」です!
古橋秀之さんは有名な金原瑞人のゼミ出身で、1995年に「ブラックロッド」で第2回電撃ゲーム小説大賞・大賞を受賞しデビュー、遅筆ながら数多くの名作を発表し続け、「ある日爆弾が落ちてきて」は最近世にも奇妙な物語で映像化されたりもしました。
また、創作集団GoRAの一員でもあります。

古橋秀之さんの作品は古本屋でもなかなか見つけられなくて、今までに読んだことがあるのは今作とある日爆弾が落ちてきてだけです。ブラックロッドってどこに売ってるんだろ…もう、Amazonしか無いのかな?

ちなみに、富士見L文庫はメディアワークス文庫や新潮文庫nexと同じく、ライトノベルと一般文芸の「中間小説」で、ターゲットは上記二つより女性向けです。雑感としては、中世欧州ものと、なんちゃって探偵系が多い気がします。

では、ざっくりとしたあらすじを。
千年にわたり、永遠の雪原を歩き続ける異形の巨人ミール、人々はミールの背中に都市を作り、巨人から放出される熱をエネルギーに生活していた。
主人公のオーリャはミールの研究をするディエーニンの助手として働いていた。
ある日、気球でミールを空から観測することになったオーリャは、空の上で一人の少女に出会う…と、こんな感じです。

ジャンルは終末世界ものとスチームパンク、それとボーイミーツガールを足した感じです。

最近流行りの巨人は出てきますが、駆逐したり立体起動装置は出てきません。作中の巨人は背中で人々が生活できるほど大きいです。

この作品では、雪に閉ざされた世界が描かれます。川端康成やその他の文豪が歴史上数多く描いてきた雪ですが、雪を描くということは、始まりか別れが描かれることが多く、この物語は前者が描かれます。

また、この世界では巨人のミールが世界の基準で、例えば暦は七昼夜に一歩進む巨人の歩みを基準として一年間は五十二歩となっており、また巨人から発生する熱を利用して人々は作物を育て、動力として使用しています。
スチームパンクはサイバーパンクより馴染みがないので、どういうものかイマイチわからないのですが、結構スチームパンクとしての基本が詰まっているのではないかと思います。

メインとなる登場人物は、主人公のオーリャと、ミールを研究するディエーニン博士、上位階級に属するジーニャ、そして、空で出会った少女レーナの四人です。

主人公のオーリャと、他の三人の関係がすごく良くて、上司としてのディエーニン、身分差のあるジーニャ、別世界の住人レーナ。この関係がわずかな描写に凝縮されています。

物語は短いながらも構成がしっかりとしていて、終わり行く世界とその希望が丁寧に描かれています。

200p程度の短い物語ですが、世界観や主人公の真っ直ぐさは素晴らしいです。また、富士見L文庫は女性向けですが、この作品は両性とも読みやすいと思います。

富士見L文庫ってまだ読んだことないな〜と思う方は是非ご一読を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は学校だε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今いきなり雨が降ってきましたΣ(・□・;)明日も雨かな?

さて、そんな優れない天気の中紹介するのは、高橋びすいさんの「フェイトフル・モーメンツ 理想の砂漠」です!

まず、ワルプルギス賞らいととは何かについて軽く説明したいと思います。

ワルプルギス賞らいとは講談社が運営する小説投稿サイト「プロジェクト・アマテラス」内に設けられた公募新人賞です。「小説家になろう」や「pixiv」で開催されている新人賞みたいなものですかね? 
この賞に限らずネット投稿型の新人賞は、読者の反応や意見を作者が取り入れやすくなっており、編集者も直にその人気具合を見れたりするので、双方にメリットがあります。デメリットを上げるとすれば、投稿されたままの内容で出版されると、ネットで閲覧した人は買わなくてもいいや、となる人が少なからずいるということでしょうかね?

この作品は近未来のMMORPGを舞台にした、人類と敵勢力の戦いを描いた作品です。
MMORPGものって、SAOを筆頭に瀬尾つかささんの「スカイワールド」、十文字青さんの「灰と幻想のグリムガル」、鯖/牙さんの「VRMMOを金の力で無双する」など、様々な作品がありますよね。SAOの成功を受けて各出版社が、何かしら人気のあるMMORPGもののシリーズを抱えている気がします。

さて、今作のフェイトフル・モーメンツですが、この作品に出てくるMMORPGはガンゲームものとなっています。ちょうど今アニメが放送されているSAOの二期のような感じですね。

箇条書きで世界観を説明すると

・時代設定は2050年
・資源難のために、ゲーム内に移住を開始
・幻想内での死は現実の死
・ただし、死んでもシムと呼ばれるコピーを作れる。だが、現実世界には戻れない
・味覚や痛覚などのシステムが未発達
・プレイヤー人口は200万人
・人類はアポステルと名乗る武装集団と戦っている

と、こんな感じです。

どうしてもSAOと比較してしまいますが、MMORPGをプレイする理由が資源難だから余計な資源を使わないようにするため、というのはなかなか納得のいく設定でした。

ざっくりとしたあらすじ

鈴木幾太はスリープレスという眠れない体質を持ち、人よりも長くゲームがプレイできるため、最強のプレイヤーとして君臨していました。
しかし、ある日突然幾太は人類を裏切り、アポステル側につき人類へ反旗を翻します。
セルマは人類の敵となった幾太に対抗するためにコピーのシムを作り人類の平和を守るために戦いを挑む…とこんな感じです。

あらすじだけ見ればそれなりに面白い作品ですが、新人の第一作目ということを考慮しても、ちょっと微妙です。

まず、ガンゲームなのに銃の描写が甘い。
サブマシンガンやマシンピストルの固有名称がなく、例えばアサルトライフルはアサルトライフル、ハンドガンはハンドガンと書くので、現実にない武器を使っているのだとしてもそれが何口径で、装弾数が何発で、射程がどれくらいなのか全くわかりません。この点に関して言えば作者はBFやCODすらプレイしたことが無いのでは? と思うほどに銃器関連はおざなりです。

次に世界観ですが、仮にも200万人が暮らしているのに200万人もの人々が暮らしている生活感が皆無です。
主要登場人物にスポットを当てているのはわかります。が、あまりにもそれ以外の人物が出てこないので、1万人しかゲーム内に閉じ込められないSAOの方がよほど生活感があります。そこで、どんな人が、どのような生活をしているのか、これがまったく描かれていないので、フェイトフル・モーメンツというゲーム自体が四人プレイのゲームと何ら変わりなく思えてしまい残念です。

さらに致命的なのが、ガンゲームなのに銃撃戦の迫力がない。これは、前述の銃器関連の描写のおざなりさがそのまま出てしまった感があります。あげく、銃撃戦が描けないからか、後半には敵が斧を振り回し始めます。ガンゲームなので、せいぜい銃以外の武器は手榴弾やナイフ程度にして欲かったです(苦笑)

上記では悪い点を散々挙げましたが、もちろん良い点もあります。例えば主人公とヒロインの関係性だったり、は新人としてはそれなりのレベルにあると思います。最近の新人賞受賞作は一巻目から大量のヒロインを出したりすることもあるので、ヒロインに一途な主人公を描ききったのは、かなり好印象でした。

しかし、やはり作品としての出来の悪い点である上記三点が目立ってしまったので良作とはいえませんね…この作品は一巻完結のようなので、次回作はラブコメや軽いノリのコメディーなど、主人公とヒロインの関係を十分に描けるジャンルに挑戦してもらいたいです。そうすれば、きっと面白い作品が出来ると思います。

今回は自分の好きな作品を紹介したわけではないので、否定的な意見となってしまいましたが、面白い部分もあるにはあるので興味のある方はご一読を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日はまたオススメの本の紹介を書きます!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はまた暑くなりましたねー、夜寝苦しくなりそうです(。-(ェ)-。 )

さて、今日紹介するのは荻野純さんの「γーガンマー」です!
荻野純さんは2009年にSQコミックグランプリ4月期において「伝説の存在になった少女」で審査員特別賞を受賞、さらに同賞の8月期で「夢見る少女と夢少女」で佳作を受賞、以後数作品読み切りを載せたのち、今作「γーガンマー」で連載デビューを果たし、VOMIC化もされました。

荻野純さんの作品は読み切りの頃からずっと追いかけていて、個人的には藤崎竜さんが原作を担当された「可能性世界を駆ける少女」がとても好きです。
もう一度読みたいですけど、単行本に収録されるかどうか…もし、どこかに収録されているなら教えてください(苦笑)

ざっくりとしたあらすじ。
過去に起きた宇宙人同士の戦争、それによりエイリアンの兵器による未知のエネルギーが地球に降り注ぎ、その影響を受けた人は常人にはない特殊な能力を得ました。
しかし、その能力を使い悪事に働く怪人や、エネルギーの影響から怪獣が出現するようになり、世界は荒廃していきました。
そんな中、悪事に働かず、弱い人々を守るヒーローが誕生し、悪と正義は拮抗していくことになります。
元ヒーローの北鹿酉里(ゆり)と、その姉の海鵬(みゆき)は地球防衛軍相談課に所属し、日々ヒーロー達の悩みに耳を傾けている…とこんな感じです。

一応主人公というか、ダブルヒロインの酉里と海鵬は地球防衛軍の相談課という部署に所属していますが、話が進むにつれて相談課の要素は希薄化します(泣)
基本的にはヒーローとしての力を持たない姉妹と、ヒーロー達の交流を描くというのが一つの流れとなっています。

それでは、主要な登場人物の紹介。

まずは北鹿酉里、かつては地球最強のヒーローでしたが、今はヒーローとしての能力を失い、元ヒーローであることを生かしてヒーロー達の相談にのっています。
15歳ですが、身長が142cmとかなり小柄です。ちなみに僕が一番好きなキャラです。

続いて姉の海鵬、妹の酉里と違いごくごく普通のの人ですが、妹を守るために地球防衛軍に所属するなど、妹思い、もとい重度のシスコンです。
ちなみにHカップだそうですw

最後に下岡光、海鵬と同学年でライトブライトという光を操る能力を持つヒーローとして、日々街の平和を守っています。


そして、ヒーローとなった姿がこちら↓
な、なんかエロいですね(苦笑)でも、戦う姿は凛々しいです。

基本的には、上記三人のキャラが中心となり物語は進行します。

この作品はすごく細かいところまで作りこまれた作品です。
ヒーローのスーツや、武器、怪獣が出現する理由、ヒーローと一般人の関わり、名前やヒーローの能力に至るまで、全てが作品を面白くする要素てして互いを補完しあっています。

例えば、他のヒーローものだと、案外見過ごされてしまう一般人とヒーローの関係性。これの描き方が、特に秀逸で、日常のさりげない描写、戦いの最中に愛する人を思う瞬間、ヒーローとして大切な人を思うが故の葛藤。気づかなければ読み過ごしてしまう、些細な描写がただ戦うだけではないヒーローものとして、作品を面白くしています。

また、キャラごとに荻野さんはテーマ曲をつけていたりするので、作品を読んだ後でそれを聴くとさらにキャラへの愛情がわきます。僕的には海鵬のテーマ曲のtacicaさんのウソツキズナミダはとてもキャラとマッチしていて、その曲を聴くことによって彼女が何を考えているのかが、手に取るようにわかったような気がしました。

この作品は現在地四巻まで刊行されており、物語は二巻から加速します。とりあえず二巻まで読んでみて、気に入ったら続きを買う、という風にするといいかもしれません。

それではこの辺りで(≧(エ)≦。) 




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