どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
明日から学校です…サボるかw いや、ちゃんと行くよ? 出席欲しいし(苦笑)

さて、そんなちょっと憂鬱な気分の中紹介するのは、先日創刊したばかりの新潮文庫nexの「いなくなれ、群青」です。
著者の河野裕さんはグループSNE所属の作家さんで、2009年角川スニーカー文庫から「サクラダリセットCAT GHOST and REVOLUTION SUNDAY」でデビュー、また同時期にリプレイ作家としてもデビューを果たしています。
サクラダリセットシリーズ完結後は、主に一般文芸で活躍しており、新潮社からの刊行は今作が始めてとなります。

この「いなくなれ、群青」ですが、土曜日に王様のブランチを見ていた時に、新潮文庫nexのCMをやっていまして、そのCMの中で大きく取り上げられていたので、多分創刊第一弾の中では一番推してる作品なのではないかと思います。

では、ざっくりとしたあらすじを。
階段島。そこは捨てられた人が暮らす孤島。
僕こと主人公七草は、その島で穏やかに暮らしていたが、ある日小学校四年生から中学二年までの期間を共に過ごした真辺由宇と再開する。
真辺がここにきた理由は何か、そして階段島の真実は?
と、こんな感じです。

帯に心を穿つ新時代の青春ミステリとありますが、正直「心を穿つ」と「新時代」は若干的を外しているかなと…
「心を穿つ」はせいぜい「心を突き刺す」、「新時代」は「最近の青春ミステリ」くらいな感じです(苦笑)

この作品は三話構成となっており、一話目で、階段島に関する説明、二話で島で起こる落書き事件について、三話で階段島の秘密に触れるという感じになっています。

ただ、ミステリというジャンルとなっていますが、いわゆる探偵が出てきて事件を解決ということはないのでミステリとして読むと若干拍子抜けするかもしれません。

 しかし、伏線回収はミステリらしいところもあったりするので、完全にミステリで無いとはいえません。うーん…難しい(苦笑)

孤島で繰り広げられる青春劇、興味のある方はどうぞ。また、新潮文庫nexは毎月一つは紹介していきたいと思います! 来月は3年と数ヶ月ぶりに新刊を出す谷川流さんの「絶望系」を紹介したいと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
明日は学校だ〜…ε=εε=┌(; ̄◇ ̄)┘