どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近は文化祭の準備で忙しくて、勉強も忙しくて、積み本はどんどん増えて、とにかく大変です! 一日が30時間くらい欲しいです(苦笑)

さて、今回紹介するのは、籐真千歳さんの「スワロウテイル人工少女販売処」です!

前回の記事で著者紹介を書きましたので、著者紹介は割愛します。

えっと、まず一つ注意してもらいたいのが、僕が持っているこの本は旧装版で、現在本屋やAmazonなどで取り扱っているものは、旧装版よりも表紙のイラストが大きいです。なので、イラストが大きい方がいいという方はきちんと確認して買う事をオススメします。

ざっくりとしたあらすじ。
〈種のアポトーシス〉という病気の蔓延により、男女の共生ができなくなった感染者は関東湾に浮かぶ〈浮島(メガ・フロート)〉で、〈人工妖精(フィギア)〉と呼ばれる人を模したロボットと暮らしていました。
人工妖精の揚羽は死んだ人工妖精の心を読む能力を使い、自警団の曽田陽平と連続殺人犯の〈傘持ち(アンブレラ)〉を追っていました。被害者の男性が全員子宮を持つという、不可解な事件は後に浮島の自治区を左右する大事件に発展し…とこんな感じです。

ジャンルはがっつりSFで、サイバーパンクの要素がかなり強いです。

メガ・フロートや、人外(無機物かつ、人型)が人間と共に生存しているというのは、サイバーパンクではよくあるギミックですが、この二つは籐真千歳さんによりかなりアレンジされています。

まず、メガ・フロートのほうですが、〈種のアポトーシス〉という病気で男女が共生できないので、男性側と女性側で区切られています。一見単純な設定に見えるかもしれませんが、この設定のおかげで、人工妖精という設定が生きるように工夫が施されています。

人工妖精は男性側では女性、女性側では男性に設定されます。これは〈種のアポトーシス〉によって異性との交際が不可になっているからです。そして、異性がロボットなので、どんな人工妖精も可愛く、もしくはかっこ良く作られます。ある種のユートピア的な部分を、このよくあるような設定で、見せているところはすごいと思います。

そして、人工妖精の方ですが、先ほどはロボットという言い方をしましたが、実は〈蝶型微細機械群体(マイクロマシン・セル)〉という機械が多数集まって構成されています。
人工妖精は蝶型微細機械群体によって作られ、死ぬと蝶型微細機械群体に戻ります。この、人工妖精が死ぬ瞬間、蝶型の機械に戻るというのが、ものすごく切なくて、儚く、そして綺麗でもあります。この人工妖精をただのロボットにしなかったのも、この設定ありきではないかと思います。

主要な登場人物の紹介です。

まずは人工妖精の揚羽、黒づくめの服装に黒いナースキャップを身につけ、髪も人工妖精の背についている翼も黒です。
容姿も優れてはいるはずですが、自己評価は低いです。前述の心を読む力〈口寄せ(サルベージ)〉や、人体の急所を正確に見抜く力を持ちます。他の人工妖精とは、少々異なった過去を持ちます。

次に曽田陽平。
男性側自治区の自警団に所属する30後半の男、過去に揚羽と対立した経緯があり、それからは共に事件を追う間柄となります。
過去に妻を亡くしていて、事件を追う過程でも、その記憶に苦しめられたりします。

最後に詩藤鏡子、ひきこもりで廃人、外見は小学生ほど。
揚羽を毒舌でイジメますが、人工妖精のタイプの一つである火気質の発見者でも、あり凄腕の技術者です。下着一枚に白衣というなかなかアグレッシブな服装をしています(苦笑)

他にも魅力的な登場人物人部は多数いますが、ちょっと多すぎるので、今作の中心人物といえる三人を書きました。

この「スワロウテイル人工少女販売処」はシリーズとなっており、全四巻で完結済みです。文庫のわりには一冊1000円近くとお高めですが、他のサイバーパンクとは一線を画す面白い設定がたっぷり詰まっているので、ぜひご一読を。
また、世界観を一部共有している「θ 11番ホームの妖精」も合わせてどうぞ

「θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの乙女たち」の紹介↓


それではこの辺りで(≧(エ)≦。) 

| ね、眠い… |
\        /
  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
       。
   ∧ ∧ .・ 
| ̄ ̄( ´Д`) ̄|
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
|  \⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|