どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
お、お腹がいたい…(つД`)ノ なんで体育祭前に限ってこんなに具合が悪くなるんだよ…
そんな憂鬱な気分の中で紹介するのは石川博品さんの「ヴァンパイア・サマータイム」です!
石川博品さんといえばライトノベル界が誇る、ゼロ年代(2000年〜2009年)にデビューした最後の天才です。デビュー作の「耳刈リネルリ」シリーズは3冊しか出版されず、他の新人なら明らかな打ち切り作品なのにもかかわらず、プレミアがついてAmazonで一冊3000円という驚異の値段がついたりもしました。
今作は昨年のこのライトノベルがすごいで全体で14位、新作で4位を獲得し、名実ともに去年の単刊ものとしては最高の作品となりました。
前述の耳刈リネルリですが、今は電子書籍化されたので値が崩れて3冊セットで2700円となっています。それでも一冊あたり900円は新人のデビュー作としては異例ですよねΣ(゚д゚lll)
この作品は去年このライトノベルがすごいをはじめ、数々の雑誌や僕のブログとは比べものにならないほどアクセス数が多いブログで散々取り上げられたので、読んでなくとも知っている方は多いと思います。
でも、紹介せずにいられないほどこの作品は面白い!
夏に読みたくなるライトノベルの名作といえば勿論「イリヤの空、UFOの夏」ですが、それを越えんばかりの勢いでこの作品も夏に読みたくなる作品として僕の中で位置づけられました!
ざっくりとしたあらすじ。
人間とヴァンパイアが半々の割合で暮らす世界。主人公の山森頼雅は両親が経営するコンビニを手伝いながら、高校生活を送っていた。
そんな彼は同じ高校の夜間部に通い、毎日悩みながらも同じ紅茶を買っていく冴原綾萌を、コンビニのウォークイン冷蔵庫から確認するのが日課だった。
そんなある日、頼雅は冴原に彼女を見ていたことを気づかれ、会話を交わすようになっていく…とこんな感じです。
普通の人は昼間に暮らし、夜はヴァンパイアが暮らす世界。一見ファンタジーに思えるような設定を現代ものとして描ききる筆力には素直に感服しました。
ヴァンパイアがもし現実世界で暮らすとしたらどうなるか。それを真剣に考え、見事な世界観を構築してます。
ヴァンパイアは太陽の光を浴びれる人間を畏怖し、人間は血を吸うヴァンパイアを畏怖する。この当たり前のような対比が随所にくどくないように配置されているのも見事です。
特に主人公頼雅と冴原の距離感がいいです。二人ともお互いを思いあっているのに、妙に近くて遠い。読んでいる側もこそばゆくなるような絶妙な距離感です!
また、サブキャラもとてもいい味を出してます。冴原の親友の影宮は個人的にライトノベルベストサブキャラ賞に認定したいくらいです。
ざっくばらんとした性格に巨乳。うん、文句なしのキャラ設定だw
物語は二人の視点を交互に描いていくのですが、人間がこう思うのは当たり前でもヴァンパイアはこう思うのか…と妙に納得してしまいます。
お話は頼雅と冴原の淡い恋を中心に進んでいきます。ヴァンパイア的な悩みで、自分は本当に頼雅のことが好きなのか悩む冴原が結論を出す。ここがクライマックスです!
人間とヴァンパイアの恋の物語、これは間違いなく名作なのでぜひご一読を。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
明日は学校かよ…(._.)