どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はどうしても叫びたいことがあります…

風夏なんで死んじゃったの⁉︎

もし、コミックス派の人で風夏を読んでいる方がいたら申し訳ありませんm(_ _)mただ、どうしてもこの気持ちを押さえられなかったのです。タイトルにも名前を使っていたのに…あぁ、風夏。そんな悄然とした気分の中今日はギターでSEKAINOOWARIの「幻の命」を弾いていました…

そんな深い悲しみの中紹介するのは同じく、交通事故が一つのキーワードになる叶恭弘さんの鏡の国の針栖川です!
著者の叶恭弘さんは僕が生まれる前から主に週刊少年ジャンプで活躍している作家さんで、代表作には「エム×ゼロ」があります。現在はジャンプ+のほうで、「KISS×DEATH」を連載中です。

叶恭弘さんはどちらかというと漫画家の中でも遅筆で、その分読み切り数が多くジャンプ系列の雑誌を読んでいる方なら誰でも一度は叶恭弘さんの読み切りに触れたことがあるはずです。個人的には連載作品よりも読み切りの「Snow in the Dark」が一番好きです! 早く短編集第4弾でないかなー。

ざっくりとしたあらすじ。
子供の頃たまたま事故から里見真桜を救い命の恩人となった主人公の針栖川哲。高校生になっても告白できないまま片思いを続ける針栖川だか、ある日再び事故が里見を襲い針栖川は里見を助けるが、なんと里見の買った不思議な鏡の中に閉じ込められてしまう。
鏡からの脱出を目指す針栖川だが、それにはある条件が必須で…とこんな感じです!

ジャンルらラブコメ。一応舞台は学園ですが、学園感はあまりないです。

叶恭弘さんの作品は主人公が何かしら秘密を抱えながらもそれを周囲にバレないように解決する、というスタイルが多いのですが、連載3作目の今作は前作、前々作に対してヒロインに秘密がバレてしまっているという作品になっています。

また、最近のラブコメでは基本的に主人公とヒロインの絡み+サブヒロインの絡みという形が王道ですが、鏡の中にいるとはいえ四六時中ヒロインと共に過ごしたり、サブヒロインの松川咲をヒロインと同じ位置まで押し上げたりと結構ラブ要素が強めな作品だと思います。

主要登場人物の紹介。
まずは主人公の針栖川哲。鏡の中に閉じ込められてしまう哀れな少年です。
没個性というか、これといって紹介する特徴がありません。はい(苦笑)

次は里見真桜。学校のアイドル的存在で、日々男子から追いかけられる存在です。
針栖川曰くかわいいし、頭いいし、やさしいし、な典型的な美少女です。後、料理もできます。

最後は松川咲。真桜の親友で、密かに針栖川に想いを寄せています。
最初は針栖川にきつくあたりますが、徐々にやさしくなっていきます。

この3人中心となり物語は進行します。

この作品の何よりも面白い所は鏡の設定です。
針栖川が閉じ込められている鏡に他の鏡を写すとそれが窓になったり、一時間だけ鏡越しに触れた相手と入れ替わったりと色々ルールがあります。この設定をうまく生かした叶恭弘さんらしいラブコメは読んでいて飽きがきません。

また、叶恭弘さんは絵が上手い以上に構図やコマ割りがうまくストレスフリーに作品に集中できます。話の進め方もうまく、1話ごと、1巻ごとに先が気になるような工夫がされています。

この作品は全3巻と比較的短くきれいに纏まっています。たった3巻の作品かもしれませんが、ストーリーは王道を少し崩した目新しさがあり、主人公が没個性故に感情移入がしやすいです。ジャンプ作品にしてはお色気が多いですが、針栖川と里見は手も繋がないほど純粋なので、そんなに気にならないと思います。
とりあえず1巻を読んで気に入ったら一気に全巻読んでみてください。1巻の伏線が3巻で綺麗に回収されるので、そこにも注目です。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
マジで風夏がいないのは悲しい…(T . T)