どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はマックで勉強していたんですけど、僕が座っていた席の近くで中学三年生と思しき少年が父親に勉強を教えてもらっていたんですよ。まあ、ひどかったですね(苦笑)父親は一生懸命教えるんですが、少年のほうはまるでやる気がなく、父親に散々怒鳴られていて、終いにはシャーペンでつつきあっていましたw その後少年はふて寝、父親はPCをいじっていました。僕はというとそんな2人に気をとられながら赤本解いてました。後、30点くらいアップしないと安心できないです(。-(ェ)-。 )

そんな勉強にイマイチ集中できなかった一日を締めくくるべく紹介するのは、先日アニメ化が決定した大森藤ノさんの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」通称ダンまちです!
大森藤ノさんはGA文庫大賞で唯一大賞を獲得した気鋭の新人で、デビュー作となる今作は累計100万部を売り上げ、去年のこのラノ4位、また書店員が選ぶライトノベル賞も受賞した作品です。
イラストレーターのヤスダスズヒトさんは「デュラララ‼︎」や「夜桜四重奏」などで有名な方です。

ダンまちはアニメ化するすると言われながらも、中々発表されず早くしろよ感が心の中にはあったのですが、100万部売り上げの発表と共に公表されたのでなんだが妙にタイミングが遅かったことに納得してしまいました。だって、昨今のライトノベルのアニメ化は初動で1万部売れてればいいんですから。ある意味他作品への見せしめですかね(苦笑)

ざっくりとしたあらすじ。
地下に広大な広さのダンジョンを持つ迷宮都市オラリオ。そこでは、神様が人材を集め「ファミリア」を組織し、ダンジョンの攻略や商売などを行なっていた。
オラリオでどこのファミリアからも門前払いだった駆け出し冒険者の主人公ベルは成り行きから構成員ゼロのヘスティアのファミリアに所属することに。
そんなある日、ベルはダンジョンで戦姫と呼ばれる最強クラスの剣士ヴァレンシュタインに出会う…とこんな感じです!

ジャンルはハイファンタジー、主人公のベルは一応努力型ですが、覚醒系の一面が強いです。

内容としては何かしらRPGをやったことがある人ならすんなり入っていける感じです。ダンジョンがあって、武器屋や酒場があって、モンスターが出てそれを倒すと換金できるアイテムがドロップする。そんな一般的なRPGを小説にした感じです。しかし、設定は細部まで凝っていてなかなか読み応えはあります。

主な登場人物の紹介。
まずは主人公のベル。頼りなさげな短剣使いの少年です。
あんまりいい挿絵がないな(苦笑)

次はヘスティア、神様の間ではロリ巨乳なんて呼ばれている憐れな神様です。
あまりにも貧乏なファミリアなため、神様であるヘスティアもバイトをして家計を助けています。

次はエイナさん、新米のベルの世話を焼くギルドの受付嬢です。
ハーフエルフです。

最後はアイズ・ヴァレンシュタイン、冒険者の中でもトップクラスの剣士で戦姫という二つ名をもちます。
神様達の間ではアイズたんマジ無双と賞賛されているそうです。

1巻ではこの4人が中心となって物語は進みます。

この作品は小説家になろう発の作品でなろう作品にあまりいい印象を持っていない僕は「所詮テンプレの塊だろ?」とか割となめてかかったのですが、その嫌悪感を吹き飛ばす力がこの作品にはありました。

能力を数値化してわかりやすくしたり、神様やダンジョンの上に立つバベルの塔は神話をモチーフにしていたり、多種多様な人間達がくらしていたりと、一見ありきたりに見える設定も、作者の力でしっかりと構築され、良い味を出しています。

また、主人公のベルは最弱の新米冒険者なので(覚醒はしますが)、割ととっつきやすいと思います。
それと、神様と人間が共生する世界観は他作品ではあまり見られない親和性があり、神様同士の掛け合いも面白いです。

ストーリーは平凡でバトル描写に特別迫力があるわけではありませんが、それを補う世界観が秀逸で読んでいて飽きません。

この作品は現在本編5巻、外伝が2巻刊行されておりコミカライズもされています。とりあえず最初の1巻を読んでいただければこの小説の魅力が伝わると思うので、ぜひご一読を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
三連休はマジで助かる