どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
昨日までは書き溜めていま記事の更新だったので、ブログリニューアル後の記事がブログ再開&リニューアルを知らせる記事の下にいってしまいましたが、今日からはまた毎日記事を書いていきたいと思います!

さて、今回紹介するのは第二十一回電撃小説大賞大賞受賞作の「ひとつ海のパラスアテナ」です!
鳩見すたさんは今作で第二十一回電撃小説大賞の大賞を受賞しデビューした新人さんです! 帯の推薦コメントは「翠星のガルガンティア」の監督を務めた村田和也さんが書いています!

ちなみに、もう書店にあるかどうかはわかりませんが、ポストカードもついてきました!
もしかしたら店舗によってはまだあるかもしれないので、欲しい方は探してみるのもいいかもしれません。

ざっくりとしたあらすじ。
アフター、それは地球が海で覆われてしまった時代。人々は船上やゴミなどが集まってできた浮島などで生活していた。
そんな中、浮島から浮島へ手紙などを届ける仕事をするメッセンジャーのアキはカエルのキーちゃんと自らの船パラス号と共に力強く生きていた。
そんなある日、白い嵐によってアキは小さな浮島で遭難してしまい…とこんな感じです!

ジャンルは海洋冒険もの。ただし、「十五少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソー」とは違い、海に覆われてしまった地球で力強く生きていく少女達に焦点を当ててストーリーが進んでいきます!

電撃小説大賞は受賞作の中に割と女性主人公が多い気がするのですが、大賞受賞作では紅玉いづきさん以来ではないでしょうか? さらに男装少女となると史上初かもしれないですね。

序盤はアキが遭難、誰もいない小さな浮島でサバイバル生活がメインとなりますが、その浮島から脱出しタカ(こちらも少女)と出会ってからはアフターと呼ばれる海で覆われた世界での生き方みたいなものが中心となります。

百合要素があったり、ビフォア(おそらく現代に近い時代で海に覆われる前の時代)の遺産が海に沈んでいたり、その恩恵を受けて生活しているのは、なかなか読者の魅了させるのではないかと思います。

ただし、いくつか気になった点があります。
まず一つは船の部品や器材を()を使って説明すること。例えば本文中ではバラスト(重り)みたいな風に専門的な用語が()を使い説明されているのですが、()でわざわざくくるくらいならそれを使っている描写を交えて説明して欲しかったなー、と思いました。まあ、細かいところですけどね(苦笑)
もう一つ言わせてもらうなら、ハードな世界観なのに終盤はやや御都合主義だったかなと。別に普通のライトノベルならあれでいいと思いますが、海ってこんなに怖いんだよというのを見せつけておきながら最後は実質名前しか登場していないキャラも救われてるし、少し物足りないような気がしました。

ただし、去年、一昨年よりは遥かに面白く個人的には「ブギーポップ」「キーリ」「塩の街」「ミミズク」「エスケヱプ・スピヰド」と並べても遜色ない出来だと思うので、売れ行きは厳しそうですがこれからがんばってもらいたいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
第二一回電撃小説大賞受賞作はあともう一作品「マンガの神様」を紹介したいと思います!