どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は久々にTSUTAYAに行ってきたのですが、知らない作品ばかりで驚きましたΣ(・□・;)
僕が受験勉強している間に映画業界は面白そうな作品を次々生み出していたのですね…ちなみにお金がなかったので何も借りませんでしたw

さて、今回紹介するのは中村航さんの「あのとき始まったことのすべて」です!
中村航さんは僕が今もっとも好きな作家さんの一人で月に一度は中村航さんの作品を読ませていただいています。過去にもいくつか紹介記事を書いたので、よろしければ見てみてください。

中村航さんの持ち味はなんと言っても他の作家さんの作品ではまず味わうことができない独特の雰囲気とユーモアにあります! 読んでいて楽しくて、読後がこれほど気持ちいいのは中村航さんの作品だけです!

ざっくりとしたあらすじ。
社会人三年目、営業マンとして働く僕は中学生時代の同級生石井さんと十年ぶりに再会を果たす。石井さんとの再会に当時の思い出が一気に甦るが、二人を待っていたのは意外な結末だった…とこんな感じです!

ジャンルは青春ものプラス恋愛ものですが、どちらかといえば青春ものが強いです。そして、あらすじで書いた意外な結末ですが、そこまで意外ではありません(苦笑)ただ、読むと中学生の頃を思い出す作品となっていてかなり楽しく読めました!

また、表紙は一見中村航さんの作品のほとんどの表紙(または挿絵)を手掛けている宮尾和孝さんの絵には一見見えませんが宮尾和孝さんの絵です。そして各章の始まりには宮尾和孝さんの挿絵がついています!

ストーリー的には一直線で、所々に散りばめられた中村航さんらしい造語や、登場人物達の行動があり、読んでいて温かい気持ちになるのですが、一つだけ過去を描いた章があり、これが主人公でも石井さんでもない登場人物が主役になっています。

この章の主人公は白原さんという女の子で、物語を動かす能動的な人物というよりは中学生時代の主人公と石井さんを眺めているだけの傍観者的立場である意味読者にもっとも近い位置で二人の会話や行動を見つめます。この章がとてもよくできていて、僕的には一番のお気に入りです。特に主人公が白原さんにエビをあげるシーンがお気に入りです!

この作品は読むと中学生時代のことが、自然と思い出されるような作品となっています。中学生時代のことなんともう忘れたという方にはぜひオススメしたいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は久々にライトノベル調査企画をやろうと思います!