どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ブログリニューアル時に同人サークルを立ち上げたと報告しましたが、実はあれ全く進んでいません(苦笑)僕自身は割と暇で設定さえあれば、今すぐにでも書き始められるのですが、盟友の雛垣がなかなか設定を作ってこないので(♯`∧´)現時点で興味のある方などいないと思いますがw発表は夏以降になりそうです…

さて、今回紹介するのは杉井光さんの「六秒間の永遠」です!
杉井光さんの著者紹介は「放課後アポカリプス」のとき紹介したのでそちらをどうぞ↓

この作品は杉井光さんの一般文芸第二作目となるもので、一作目が集英社からでたにもかかわらずなぜか二作目が幻冬舎から発売されました…まあ、なんだかんだ言って杉井光さんですし、何かしらのコネクションがあったのでしょう。

ざっくりとしたあらすじ。
物心ついた頃から炎に惹かれていた主人公紅藤は、ある日自分に発火現象を引き起こす能力があることを知り、その力で父親を殺してしまう。
大人になった紅藤は警察官となるが、ある日突然十二月という普通ではあり得ない時期に花園署の刑事課への異動を命じられる。そこで出会ったのは警視長になりながらもなぜかヒラ刑事の氷室だった。氷室に振り回されながらも日々の仕事をこなしていく紅藤だが、ある時ミツキという麻雀が強い謎の少女に出会う…とこんな感じです!

ジャンルは警察小説です。帯に恋愛ミステリとか書かれていますが、恋愛もミステリも皆無です。ただ、これが警察小説かと聞かれるとかなり怪しいと言わざるを得ません。

杉井光さんの作品は杉井式スターシステム(笑)と呼ばれる独自のスターシステムが使用されていますが、例にもれず主人公は某作品の主人公で、ヒロインであるミツキも某作品のヒロインです(苦笑)まあ、読んだことがない人はわからないと思いますが、杉井光さんの作品は基本的に主人公、ヒロインを中心に登場人物が非情に似ています。

さて、作品のほうですが、今作はかなり煮え切らない感じでした。著者の一般文芸第一作の「神曲プロデューサー」のとあるシーンで携帯ごしにギターと歌を奏でるというシーンがあるのですが(携帯電話は音が届くまで互いに時間差があるので音は絶対に合いません)それが中盤以降ずっと続く感じでした。

多分杉井光さんはラストのヒロインを描きたくてこれを書いたのでしょうが、そこに至るまでの過程が良くも悪くも警察小説としての丁をなしていません。まっとうな刑事が調査をしているわけではないから、という理由も少なからずあるのでしょうが、これならまだこの題材を普通の高校生と探偵が出てくる小説にしてライトノベルとして発売してくれたほうが納得がいきました。

色々言いましたが、この作品が警察小説でも恋愛ミステリでもない。ということを除けば、その辺りの一般文芸よりは読者の心を動かす力を持っています。何か物足りない感が残る作品ですが、杉井光さんの「終わる世界のアルバム」を読んだことがある人ならそれなりに楽しめると思います。
僕自身なんだかんだ言いつつ良作だと思っていますし(苦笑)手軽な感動が欲しい人にはオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)