どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
進学する大学のクラス分け試験が入学式直後、今から約二週間後にあるのですが勉強する気なりません…でも、さすがにそろそろやりはじめないと(汗)

さて、今回は最近話題となっているライトノベルvs純文学?というものについて僕の個人的な意見を述べてみたいと思います!


まあ、至極当然ながらこんなものは純粋に純文学を読んでいる人は気にもしないだろうし、逆もまた然りだと思います。

ただ、一つ言いたいのはライトノベルが純文学の影響を受けることはあっても、純文学がライトノベルの影響を受けるということはないだろう、ということです。理由は単純で、ほとんどのライトノベル作家は最低でも義務教育を受けていて、国語や現代文の授業で少なからず純文学に触れているからです。例外として、不登校だった方や帰国子女の方はわかりませんが…とにかく、純文学は必然的に触れる機会がありますが、ライトノベルは触れようと思わなければ触れられないです。そして、純文学がライトノベルに自ら触れに行こうということはないだろうと思います。

まあ、元ネタに対する反論はこれだけできれば充分です。なので、ここからはもう少し実際的なお話を。

僕は純文学もライトノベルも同じように小説として読みます。純文学にしろライトノベルにしろ、それが小説であるなら純文学やライトノベルなんて括りは(ジャンルは)あとからついてくるものだと思います。確かに両者の間に隔たりはあれど、小説であることには変わりないです。絵画も漫画も絵であるように、クラシックもパンクロックも音楽であるように、大きな括りの中では同じものなんですから小説は小説として楽しめばいいのでは?というのが、僕の一つの考えです。

純文学とライトノベルの関係性なんてものははっきり言ってくそくらえ!です。そもそも前提条件が間違っていると言っても過言ではないと思います。純文学を読む方(もっと言えば大学教授や評論家)にとっては「ライトノベルは低俗」なんて意識があり、自己正当化や権威を保つ一つの手段かもしれませんが、ライトノベルを読む方にしてみれば「純文学は触れにくい存在であっても高尚なものではない」「ライトノベルは低俗なものではない」という意識がどこかに存在するはずです。
「純文学は高尚」「ライトノベルは低俗ではない」という意識が存在する以上(双方にそれぞれの思惑があるにしても)そこに差はありません。
要するに、優劣のないものに優劣はつけられません。

話題を少しもどしてさらに言うと、ライトノベルを読む方が純文学を読んでいても(これはほぼ100%)逆は極めてまれだと思います。教科書に出てくる純文学は確かに小説として優秀で、教科書に出てこないライトノベルは下だと漠然と思いがちかもしれませんが、結局純文学を高尚だと高らかに謳う人はライトノベルなんて読んだこともないはずです。なのに、どうしてライトノベルが下だと言い切れるのでしょう?例えば純文学とライトノベルを百冊ずつ読んで「純文学はライトノベルよりも上!」という人がいれば少なからず納得のしがいはあるかもしれませんが、そんなことをいう人はいないでしょう。ライトノベルへの偏見だけでものを言うような人ならなおさらです。そして、そんな人は今後死ぬまでライトノベルなんて読まないでしょう。

そしてはっきりと言ってしまえば純文学に未来なんてないです。これを論じるのは極めて簡単で、過去の作品が圧倒的に優れているからです。芥川龍之介さんや川端康成さんを超えられると思う作家さんはいません。純文学は昔ある作品の解説で最近話題の又吉さんが言っていたように掘り尽くされてしまっています。昔の作品を使ってライトノベルを貶めることしかできなくなります。というか半分はそうでしょう。
さらに、純文学が不良債権になっているのは明らかで、ライトノベルの売り上げに支えてもらっている出版社もあるはずです。純文学だけを売り続けようとしたら過去の作品を使うしか無いでしょう。今では純文学の新人作家を応援しよう!なんて気概のある人が、ライトノベルの新人作家を応援しよう!なんて人より少ないのはほぼ確実でしょうから。純文学は過去に縋り付く、今風に言うならオワコンです。

最後に一つ。純文学とライトノベルを論じているのが30〜50代であるのが、さらに質が悪いです。データ上は一番読書をする層は読むものがなんであれ10〜20代なのですから、全体的に本を読んでいない人にそんなこと言われたくはありません。

と、まあ個人的な意見を自由に述べてきましたが以上です。
僕的に一番伝えたいことは純文学もライトノベルも同じように読めばいいんです。それだけです。そこに関係性を見出したり、大して偉くもない純文学がライトノベルを貶めるなんてする必要はないんです。それに僕のように自己満足でも純文学もライトノベルも同じように楽しめば読書人生的には圧倒的にお得ですよ(苦笑)

それではこの辺で(≧(エ)≦。)