どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は久々に大学がなく(といっても始まったばかり)家でのんびりできました。今週から本格的に授業が始まるので、頑張りたいです!

さて、今回紹介するのは岩井恭平さんの「東京侵域:クローズドエデン Enemy of Mankind[上]」です!
岩井恭平さんは主に角川スニーカー文庫で活躍されている作家さんで、代表作「ムシウタ」は少し前に完結し、新シリーズである今作を発表しました。

岩井恭平さんの作品は「ムシウタ」しか読んでいなかったので購入時に不安がありましたが、今作もなかなか面白かったです。

ざっくりとしたあらすじ。
二年前の東京厄襲により、紫色の霧の中に閉じ込められた数百万の人々。その当時幼馴染の大郷夢衣と東京に訪れていた秋月蓮次は、自分だけは助かり夢衣を失ってしまう。夢衣を取り戻すために蓮次は弓家叶方とともに犯罪者扱いされる「侵入者」となり臨界区域に入るが…とこんな感じです!

ジャンルはバトルにボーイミーツガールを足した感じです。ムシウタを読んだ方なら分かると思いますが、ムシウタに似た雰囲気があります。

この作品は、というか今作は一巻というだけではなく上下巻の(もしくは上中下巻の)上巻なので、かなり判断がしにくいです。なので、下巻が発売され読み終わり次第追加で紹介を書くことをあらかじめご了承くださいm(_ _)m

追記! 二巻の記事は↓からどうぞ!

というわけで、この巻だけに限った紹介を。

ムシウタが岩井恭平さんらしい作風とするなら、今作もそれを踏襲しています。ハードな世界観にボーイミーツガール、優しさというエッセンス。その三つが非常にバランス良くかなり読まされる物語です。

また、バトルも楽しいです。ムシウタがガチンコバトルなら、この作品はチキンバトルとでも言えるような非常に慎重なバトルスタイルです。もっと言えばメタルギア風なステルスを基本としたバトルです。

また、バトルに欠かせない敵もある意味ですごく魅力的です。クリプテッド、EOM、そして蓮次達侵入者を捕らえようとする救務庁…この三つの敵の中を駆け回るバトルは読み応えがあります。また、蓮次達が使うショットという注射器型の肉体強化や回復アイテムもありきたりながらバトルをシンプルかつ面白くするのに一役買っていました。

現在はまだ上巻しか発売されていないので、積極的にオススメはできませんが、久しぶりにスニーカー文庫からミリオン級のヒット作となりそうな予感がします! 気になる方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)