どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
スマホのローマ字入力キーボードが使いづらくてもとに戻しました(苦笑)あれって縦持ちだと使いづらいですね。何日か練習したけど無理でしたw
さて、今回紹介するのは雨木シュウスケさんの「グリモアコートの乙女たち」です!
雨木シュウスケさん作品を紹介するのは初めてですね。雨木シュウスケさんは代表作「鋼殻のレギオス」が400万部を超える大ヒットを果たし、アニメ化も果たした富士見ファンタジア文庫の中期を支えた人気作家さんです。「ドラクリミット・ファンタジア」以降は主な活動場所を講談社ラノベ文庫に移しています。今作は講談社ラノベ文庫での二シリーズ目になります。
ざっくりとしたあらすじ。
グリモアコート。それは日本で誕生した独自の万能魔法具で、大和魔女と呼ばれる者たちのみが着用できる最高の魔法具。そんな大和魔女を育成する機関である常夜女学院に、男でありながら入学することになった眩星織音にはとある目的があり…とこんな感じです!
ジャンルは学園ものにローファンタジーを足した感じです!
主な登場人物の紹介。
まずは主人公の眩星織音。男でありながら女学院に入学することになった少年です。
名前は織音と書いてオリオンと読みますが、女学院では男であることを隠すためにおりねと読ませています!
次は千輪環。織音のクラスメートです!
次は鈴火ルカ。猫の召喚魔法を扱う織音のクラスメートです!
以上の三人に加え、先輩二人が中心となり一巻では話が進みます!
まず、この作品で注目したいのは男子が女学院に入学するという点です。ライトノベルでは比較的少ないとはいえ、男子が女子高に入学することになりながらも、ハーレムものではない作品は久しぶりではないでしょうか? 女子にそのことを知られたくないということやいわゆる「萌え」がないのもこういった作品では珍しいと思います。
魔法の設定に関しては、目を見張るものがありました。グリモアコートという道具は魔法科でいうところのCAD的なもので、かなり工夫が凝らされていましたし、魔法を使ったバトルも読み応えがありました!
ただ、いくつか残念な点をあげると、男子がどうしてグリモアコートを着て魔法が使えるのか、女学院で生活する織音、終盤の盛り上がりのなさは少し気になりました。最初の疑問に関しては今後の展開の伏線になっているかもしれませんが、もう少し読者に見せてもいいのかなー、と思いました。
いくつか気になった点があったものの全体的に今後に期待ができる作品でした! 男子に女子が多数いながらハーレムもラブコメもないというシリアスな珍しい作品です! ぜひご一読を!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)