どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は大学もバイトも休みなのに雨が降っていたので、ずっと家にいました。本屋に行きたかったのに…つらいです(´・_・`)

さて、今回は久しぶりにライトノベル調査企画をします! 調べたのは新興5レーベルの力量差についてです! 新興5レーベルってなんぞや? と疑問に思う方がいるかもしれませんが、これは僕が勝手につけた名称ですので知らなくて当たり前です(苦笑)

新興5レーベルは2010年以降に創刊された純粋なライトノベルレーベルを指すものです。内訳は講談社ラノベ文庫、オーバーラップ文庫、このライトノベルがすごい!文庫、ぽにきゃんbooks、KCG文庫の5つです! もちろん他にも新しく増えたライトノベルレーベルはいくつもありますが、刊行数が極端に少なかったり、実質休刊状態だったり、なろう書籍化レーベルだったりするものは外したので5レーベルのみになっています。

今回はその5レーベルを刊行数を中心に比較していきたいと思います! また、過去に新興ライトノベルレーベルの傭兵作家起用率についても調べたので、そちらも参考にしてください!

条件
・非なろう書籍化レーベルであること

・文庫形態で作品を刊行していること

・2010年以降に創刊されたこと

・特装版は含まない

・Amazonで表紙の画像が確認できること

・同じレーベル内でもソフトカバーでの刊行は含まない

・ダッシュエックス文庫はスーパーダッシュ文庫からのシフトのため含まない。

・詳細は省略。通算発刊数と平均発刊数を掲載

・平均発刊数は一月あたりの数値

・調査対象期間はそのレーベルの創刊から2015年6月まで

それではいってみましょう!

講談社ラノベ文庫

2011年12月創刊

通算発刊数 255冊
平均発刊数 5.9冊

オーバーラップ文庫

2013年4月創刊

通算発刊数 136冊
平均発刊数 5.0冊

このライトノベルがすごい!文庫

2010年9月創刊

通算発刊数 118冊
平均発刊数 2.0

ぽにきゃんbooksライトノベルシリーズ

2013年12月創刊

通算発刊数 89冊
平均発刊数 4.6冊

KCG文庫

2011年10月創刊

通算発刊数50冊
平均発刊数1.1冊

刊行数のデータは以上です!

解説
まず、講談社ラノベ文庫から。
創刊時から傭兵作家を数多く起用し、アニメ化作品も新興ライトノベルレーベルとしては最多の3つあります! ただし、アウブレ、がをられ、ファフニールとも傭兵作家のアニメ化で、自身のレーベル発の作家は全くといっていいほど泣かず飛ばずです。先日発売された「ラン・オーバー」をはじめ、斬れ味のある新人さんはたくさんいるので、今後講談社ラノベ文庫出身の作家さんの活躍に期待したいです!

オーバーラップ文庫は初期こそ移籍作品の「IS」をはじめ講談社ラノベ文庫より若干劣るものの傭兵作家と新人賞受賞作家さんで頑張ってきましたが、ここ最近なろう勢力が拡大し、ついにソフトカバーの副レーベルも作ってしまいました。アニメ化作品こそないものの、ドラマCD化した作品がいくつかあり、今後はオリジナルの書き下ろし作品となろう書籍化の両方できりもりしていきそうです。

このライトノベルがすごい!文庫は新興ライトノベルレーベルではもっとも初期に入るものの、如何せん方向性が定まりきっていないイメージがあります。長期シリーズになった作品はいくつかあるものの、アニメ化は未だなし。また、中期まで貫いてきた新人賞受賞作家のみの刊行は、現在なろう書籍化にシフトしつつあります。こちらもオーバーラップ文庫と同じくソフトカバーの副レーベルを作っています。アニメ化しそうな作品として「魔法少女育成計画」があげられますが、現状はかなり厳しいと思います。

ぽにきゃんbooksライトノベルシリーズは新興5レーベルの中では一番新しく増えたレーベルです。こちらは傭兵作家を起用しつつ新人賞受賞作家の作品を刊行するなど、どちらかといえば講談社ラノベ文庫より。アニメ化決定作品があり、今後もっとも期待できます! その反面、少し延期が多すぎ気がします。初期からMF文庫状態では先が思いやられるので、頑張っていただきたいです!

最後はKCG文庫。創刊当初は月2、3冊ながらも安定した刊行をしていましたが、現在はすっかりカゲロウ文庫と成り下がってしまいました。なろうコンに参加するなど、なろうの書籍化で再建を図っているようですが、今一番危ないレーベルかもしれません。

以上です!
やっぱり講談社ラノベ文庫は人気作家の傭兵起用がある上、バックが講談社なのでどうしても差がつきますよね。ぽにきゃんbooksは個人的に頑張ってもらいたいので、今後もちょいちょい作品を紹介したいと思います!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)