どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
バイトがないと思ったら、レポートとテスト勉強のオンパレードで少し現実を知る今日この頃…何もかも捨てて旅にでも出たいですね(苦笑)

さて、今回紹介するのは押見修造さんの「ハピネス」です!
押見修造さんが著者紹介は昔「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で紹介したので、そちらをどうぞ↓


押見修造さんは割とシリアスでグロ・エグ・エロを描く作家さんなのですが、それらの裏側にある文学的センスが大好きで一時期は「漂流ネットカフェ」以外の全ての著作を持っていたのですが、受験を気に少し追うのをやめてしまっていました。今後はまた押見修造さんの著作を集めていこうと思うので、ブログでもちょいちょいとりあげていこうと思います!

 ざっくりとしたあらすじ。
気が弱く内気な少年岡崎は、日々幸せでも不幸でもない生活を送っていた。
そんなある日、岡崎は謎の少女に襲われ血を吸われる。その日から謎の渇きが続くことになり…とこんな感じです!

ジャンルは青春もの。グロ描写があるので苦手な方は注意してください。また、学校内のなあなあとしたヒエラルキーも描かれています。

この作品を読んで改めて感じたのは、押見修造さんの絵柄と青春もの、思春期の少年・少女はとてもマッチするということです。青年漫画を描かれる漫画家さんは極度に美化されるか、極度にリアルな学生しか描かないイメージがあるのですが、押見修造さんはその中間である「フィクションでもリアルでもありそう」な絵で、青春ものとして非常に入り込みやすいです!

ストーリーは吸血鬼?を押見修造さんらしく料理していて、まだまだ序盤ながら岡崎の立場が血を吸われてからの変貌っぷりで魅せてくれるものになっています。

あと、男女の微妙な距離感も魅力です!押見修造さんの作品は最後に読んだのが「ぼくは麻理のなか」だったので、余計にこの距離感が素晴らしいと思いました。

まだ一巻しか発売していませんが、今一巻を読んでおけば、別冊少年マガジンでそのまま続きを読めるのでオススメです! 一風変わった吸血鬼もの、暗めの青春ものが読みたい方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)