どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
昨日具合悪いとか言ってましたが、寝て起きたら治りましたw 今日も明日も夏休みを謳歌します!

さて、今回紹介するのは物草純平さんの「ミス・ファーブルの蟲ノ荒園」です!
物草純平さんは「スクリューマン&フェアリーロリポップス」でデビュー。二作目のこの作品がヒットし、一部ファンの間ではかなり話題になりました。

実を言うとこの作品一年半以上積本状態で、ライトノベルの積本の中だと最古参でしたw でも、今日になって読み終えたので紹介します!

ざっくりとしたあらすじ。
十九世紀。産業革命の原動力となっていたのは十八世紀に突如現れた「」と呼ばれる異形の昆虫の化け物だった。
日本からフランスにやってきた日本人の少年剣士秋津慧太郎は、船の難破、遭難をきっかけに魔女であり、「」をこよなく愛するアンリ・ファーブルに出会う。慧太郎はフランスで船を難破させた犯人に仕立て上げられてしまい、その犯人を追うためにアンリと協力することになる…とこんな感じです!

ジャンルはスチームパンクに西洋ファンタジー、それに異能バトルとボーイ・ミーツ・ガールを足した感じと、盛りだくさんです!

いやー、面白かった!発売当初に読んでおけば! と猛烈に後悔しています!
本当に色々詰め込まれていて、さながら幕の内弁当のようでした! こんな作品は久しぶりです!

ストーリーは王道に捻りを加えながらも、綺麗にまとめられていて、設定が膨大ながらも説明くささは微塵もありませんでした! 文章は現代語では使わない単語や言い回しが多々あったものの、慣れれば問題なく読め、むしろ作品の雰囲気を演出する上で重要な役目を果たしていました!

主人公秋津慧太郎のキャラはあまり好きになれませんでしたが、アンリのキャラが抜群に良かったです! ここまで頼れるヒロインってなかなかいないんじゃないんですか? 「ぱらりらぱらりら〜」と言った時はさすがに笑いましたw

また、バトル描写がものすごく迫力がありました! 個人的にライトノベルで一番バトル描写がいい作品は冲方丁さんの「カオス・レギオン」だと思っているのですが、それに匹敵しますね! 剣の描写しかり、魔法の描写しかり、蟲の描しかり、全てに迫力がありました!

この作品は実質四巻で完結となっています! とにかく面白いので読んでみてください!また、五巻が出る可能性もゼロではないっぽいので全巻読んで待ちたいと思います(苦笑)

それではこの辺で(≧(エ)≦。)