どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日から大学が始まってしまいました…早速課題が出たので頑張ります( ̄^ ̄)ゞ

さて、今回は久しぶりに純文学の紹介ということで、中村文則さんの「掏摸」を紹介します!

文章力 ☆☆☆☆☆
文句無しの満点ですよ。そもそも文章力で中村文則さんに敵う作家さんは、片手で数えるほどです。何と言っても、掏摸描写が圧倒的。読者を自分自身が掏摸しているように、思わせることができるなんて…驚くような文章力はありませんが、ねじ伏せられた。そんな感じです!

表現力 ☆☆☆☆
決して悪くはないですし、むしろ良いです。しかし、子供の描写が甘かったです。いい意味でも、悪い意味でも子供が子供らしくなく、子供が子供として物語に存在していませんでした。このストーリーなら子供ではなく少年か青年のほうが良かった気も…

総合 ☆☆☆☆☆
非の打ち所がない作品でした! 掏摸をする主人公と、彼を取り巻く環境。それを文章で描き切った中村文則さんにやられました。「王国」という作品で、実質的な続きも描かれているようなので、そちらも読んでみたいと思います!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は漫画を紹介します( ̄^ ̄)ゞ