どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近文字を書くのが面倒です(。-(ェ)-。 )いや、ブロガーとしてそれはダメですよねw
さて、今回はセカイ系考察をやりたいと思います! 毎度言っている通り、僕はセカイ系作品が大好きです! そして、セカイ系がどのように生まれたか常々考えています! 今回も僕の持論を展開したのでよろしければどうぞ!
セカイ系としてのハルヒ
セカイ系と言われて思い浮かべるのはイリヤか最終兵器彼女、それか、ハルヒ。そういう人も多いはずです。
そこで、今回はセカイ系考察の第三弾として、涼宮ハルヒシリーズをセカイ系としてみたとき、どのようになるか。徹底的に解説していきたいと思います!
ハルヒはセカイ系ではなかった⁉︎
個人的な意見を言わせてもらいますと、ハルヒは最初はセカイ系ではありませんでした。むしろSFでした。
ハルヒのジャンルについては学園ものでも、コメディでも、SFでも、今回テーマとしているセカイ系でも、その全てが、カテゴリの箱の中にハルヒを収められます。しかし、最初はSFと言ったほうが妥当でしょう。
涼宮ハルヒの憂鬱が発表されたのは2003年の6月。この頃には後にセカイ系の作品として、まず最初に挙げられるイリヤと最終兵器彼女はすでに発表されていました。この二つの作品の共通点は
・主人公はヒロインに恋をしている(その恋は叶わない)
・ヒロインが戦闘を行い、主人公はそれに関与しない、またはできない
・世界を脅かす敵に関する情報は、主人公には開示されない
大まかに、そして重要な共通点はこの三つです!そして、この三つの要素や、それに類似する要素を持つ作品がセカイ系とされてきました。
さて、ハルヒはどうでしょう? 実はこのどれにも当てはまらないのです! 最初の要素はあるのでは? と思う方も多いと思いますが、叶わない恋か? と聞かれればそうでもないと思うので(ヒロインが死んだりしないので)ここでは除外します。
さて、ハルヒがセカイ系になったのはいつ頃か? 個人的には涼宮ハルヒの消失からではないかと思います。 まあ、エンドレスエイトでも反論はしませんが…(苦笑)
もし、ヒロインがいなかったセカイがあったら…ヒロインがいなければ成り立たないセカイ系のヒロインがいない。受動態でなければならない主人公が能動態になる。
セカイがセカイ足り得なくなった世界。それを書いたのです。つまり、セカイを壊したのです。
そして、セカイは再生されました。ヒロインが中心となるセカイとして。
この事実に対する反論もあると思いますが、先に進みます。確かに元々セカイは涼宮ハルヒのものでした。それも無意識化で。そのセカイを壊して、一種新たなセカイを作ったのは主人公なのです。ヒロインを必要とするセカイを、破壊という形で創造してしまったのです。そして、元々のセカイはSFのセカイでした。それを、構成しなおしたことによってハルヒは世界の中心になり、ハルヒのセカイが生まれます。そして、その世界で描かれる主人公とヒロインの関係がセカイ系として昇華したのです!
セカイの再構成から、新たなセカイ系の形が生まれた
さて、僕は第一回のセカイ系考察で
主人公とヒロインのために他の要素を極限まで排除した一種閉鎖的な物語
という定義を出しました。それに至った所以はここにあります。要するに戦闘少女と情けない主人公の一夏の恋物語、はあくまで初期の形態であったのです!
セカイを新たに生み出したことにより、セカイ系となったハルヒ。そして、そこにあったのは主人公とヒロインのために他の要素を極限まで排除した物語でした。
これがハルヒをセカイ系にした正体であり、セカイ系がハルヒで完成したといえる理由です!
ハルヒで注目してほしいセカイ系ポイント
さて、先ほどエンドレスエイトがセカイ系でも僕は反論しない。といいました。その理由は時間的閉鎖空間の中に閉じ込めらることにあります。それはハルヒが夏休みを終わらせないために、セカイを創造することにあります。要するに、規定のセカイを破壊し創造したのです。詳しい説明は省きますが、それは消失と同じような現象が起きているのです。
しかし、消失がセカイの再構成を行うのに対し、こちらは元のセカイへの帰還であり、ハルヒのセカイ創造理由は夏休みを終わらせないためであり、消失のようにハルヒのため、つまり主人公→ヒロインorヒロイン→主人公のためのセカイではないのです。なので、僕はハルヒがセカイ系になった所以はここではないと考えています。
最後にハルヒがセカイ系なった理由はアニメの文化祭の場面で歌うGod knowsの歌詞にもあると思います
あなたがいて、私がいて
ほかの人は消えてしまった
二人だけのセカイ。それをハルヒが求めていた裏付けとなるのではないでしょうか?
もちろん、歌詞が先か、ハルヒがセカイ系になったのが先か、それは結論づけられませんが、ハルヒ自身この作品がセカイ系であると認めているのではないかと、個人的には感じました。
以上で今回のセカイ系考察を終わります!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)