どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近新しいパソコンを購入したのですが、CPUの性能が高くて処理の速さに驚いていますΣ(・□・;)さすがcorei5ですね…

さて、今回紹介するのは本日創刊となったNOVEL0から、師走トオルさんの「無法の弁護人 法廷のペテン師」です!
えっと、前にもこういうことがあったので一応書いておきますが、Twitterで作者さんからオススメされたので購入しました。
ちなみに、イラストがあるのは帯で表紙にはありません

ストーリー ☆☆☆☆☆
題名からもわかる通り法廷もの。カテゴリはミステリにしましたが、どちらかといえばサスペンスですね。新人弁護士の本多が、初めての刑事裁判で苦戦を強いられ、悪魔の弁護人と呼ばれる阿武隈の力を借りることになるところからストーリーは始まります。阿武隈は嘘を見抜くという能力を持ち、これが裁判の現場で発揮され、さらに容赦のない追い詰め方から証人を追い込んでいく様は痛快でした。また、事件の調査を行った警察側の人間をコナンの登場人物に例えたり、現場の状況を図解するなど、法廷ものにあまり馴染みのない人でも理解が容易になるような工夫が施されていました。ストーリー自体は非常に面白く、二転三転する展開はものすごく楽しかったですが、個人的に硬い印象を受けたので、もう少し本多や阿武隈の日常シーンがあればと思いました。

文章力 ☆☆☆☆
文章はとても読みやすかったです! 法廷ものというシリアスな物語ながら、状況をきちんと伝えて読者に想像させやすい工夫が随所で見られました。また、全体的にテンポがよく実際に本多達と法廷にいるような気分になりました。

総合 ☆☆☆☆☆
とても面白かったです! 早速五月に続きが出るようなので、そちらも楽しみにしたいです! 次巻は法廷劇の他、もう少し登場人物がつかめるようなシーンを期待したいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

追記:昨日Twitterで師走トオルさんの作品を過去に読んでいないようなことを書きましたが「火の国、風の国物語」は一巻だけですが読みました…