どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
桜の開花とともに大学開始のお告げが徐々に…現実から全力で目を逸らします…

さて、今回紹介するのは柳野かなたさんの「最果てのパラディン 死者の街の少年」です!

ストーリー A
内容は転生して廃墟となった街で髑髏の剣士ブラッド、木乃伊の神官マリー、幽霊の魔法使いガスに育てられ、成長していくウィルの物語。謎に包まれた出自、最果ての街に隠された不死者達の秘密を知る時ウィルは…とこんな感じです!
ジャンルはハイファンタジー。かなりシリアスで、ちょっとダークです。
まず、言わせてください。

この作品半端なく面白いです!

この一巻は恐らく長く続くことになるだろう物語のほんの一部、プロローグです。しかし、プロローグにあたる一巻ですごく面白いです! 始まりはなろう書籍化作品らしく異世界転生でしたが、主人公の成長を丁寧かつ助長になりすぎないように描いているところに好感が持てました! 世界観も素晴らしかったですね…神話があり言語があり魔法がある。それらをただの設定で終わらせずに、物語に世界にしっかり絡ませていて、とてもデビュー一作目とは思えませんでした!大きな起伏のあるストーリーではありませんでしたが、主人公を取り巻く謎が少しずつ明かされていく展開には自然とページをめくる手が進みました!ラストシーンは痺れましたね…最高でした!

キャラ A
シリアスな作品と書きましたが、珍しいことにヒロインがいません。それどころか、生きている人間が主人公のウィルしか出てきません。
努力を重ね強く賢くなるウィル。持ち前の知識や魔法の使い方を教えるガス。戦い方を教えるブラッド。身の回りのこと、家事や優しさを教えるマリー。メインとなる四人がとにかく魅力的なキャラとして完成されていました! 個人的に気に入ったのはガス。面倒そうにしていても、やることはきちんとやってくれる。不器用ながらウィルのことを思うガスの姿になんとなく胸が暖かくなりました!

今後の期待度 A
これは続きが楽しみで仕方ないですね! 本当に物語は始まったばかりですし…二巻! 続きが早く読みたいです(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾

どんな人にオススメか?
がっつりとした骨太のファンタジーを読みたい方にはぜひ読んでもらいたいです! いわゆる異世界転生ですが、そういったものが苦手な方でも充分に楽しめるはずです! 可愛いヒロインこそ出てきませんが、それを補う魅力あるキャラ達が繰り広げる物語は最高です! ぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)