どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
さて、今回紹介するのは岬鷺宮さんの「踊り場姫コンチェルト」です!
ストーリー ☆☆☆☆☆
内容は、全国大会を目指して県立伊佐美高校の吹奏楽部に入部した梶浦康規。彼はある日、天才的な音楽の才能を持ちながらも破滅的な指揮をする藤野楡に出会う。そんな楡と対照的に真面目な演奏をする康規は、彼女の指揮を改善する重役を担うことになり…とこんな感じです!
ストーリーはとにかく疾走感がすごかったです! 飛び跳ねるように小気味いいテンポでガンガン進んでいきます! 吹奏楽という大人数の部活を描いていますが、登場人物を絞っていることもあり、とても読みやすかったです! 寄り道せず真っ直ぐ走り抜ける物語はいいですね…小さな衝突や、康規と楡が通じあう場面は思わず笑みがこぼれたり、少し胸が苦しくなったりと青春の甘さ、酸っぱさを感じました!岬鷺宮さんの作品はデビューからずっと追っていますが、個人的には今作が岬鷺宮さんの持ち味である感情表現の良さが前面的に押し出されていたと思います!今作も面白かったです!
キャラ ☆☆☆☆
主人公の康規は本当に大変な立場にいますね…才能では絶対に敵わない楡の指揮をどうにかしなければいけないのに、その指揮を変える方法は見つからない…そんな中でもがき続ける彼の姿は苦しくもあり、どうしようもなく輝いてもいました!楡もこれまた困った女の子で指揮者なのに、譜面を無視した指揮をして部員たちを困らせます。でも、その指揮こそ彼女の全てで拠り所にもなっている…そんな2人がうまく噛み合って素晴らしい演奏が生まれた瞬間はすごく感動しました!
総合 ☆☆☆☆
疾走感溢れるいい青春ものでした! これは一巻で完結かもしれませんが、こういった作品はまたぜひだしてほしいです!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)