どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは河野裕さんの「凶器は壊れた黒の叫び」です!
⚠︎今回はネタバレを若干含みます。ご注意ください。
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、転校してきた安達が島で唯一の小学生である大地のために部活動を始めようと言う。しかし、立ち上げられた新聞部は魔女である堀を追い込むために仕組まれた罠だった…とこんな感じです!
階段島の歴史と堀の過去が明かされる階段島シリーズ第4弾! 今回も美しい文章とちくりと刺すような痛みがあるストーリーで楽しませてもらいました!
階段島秘密、堀が魔女であること、そして大地の境遇。このあたりはすでに明かされていたことでしたが、今回は七草と堀の過去がどのようなものでなぜ階段島はできたのか、なぜ安達は魔女になりたいのかがメインになっていました。魔女の継承システムはすごい残酷ですね…万能ゆえに満ち足りてしまう。だから幸せなのかどうか。そして安達は堀にあなたより私が幸せだと言う。この問いでどれだけ堀が何を思うのか…胸が痛くなりました。そして七草と真辺の過去エピソードも。真辺はそのままだと思いましたけど、七草は小学生だったとはいえ随分印象が違いましたね。そしてそれが階段島での七草の秘密につながっていくのはよかったです! 今回も面白かったです!

キャラ A
真辺はやっぱりものすごく真っ直ぐでどうしようもないくらい強いですね。ここまで読んで感じていたことではありますが、強いゆえに脆いを体現しているような女の子ですね。そして七草。まさか堀とかなり前から繋がりがあり、それが今の階段島の形成に関与していたとは…七草らしくもあり、それが巡って真辺の階段島への不満につながっているのは彼が黒たる所以でもあるんですかね…堀は無口で魔女で孤高の存在だと思っていましたけど、もっと普通に女の子でしたね…

今後の期待度 A
今回もすごく面白かったです! 安達と堀によって、変わってしまいそうな七草と堀の関係が今後どのように決着がつくのか…そして階段島は魔女はどうなってしまうのか。続きが楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)