どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近寒いですね…暖房の恩恵を感じています…

さて、今回紹介するのは坊木椎哉さんの「きみといたい、朽ち果てるまで〜絶望の街イタギリにて」です!

ストーリー A
つまはじき者が集まる街イタギリ。行政から見捨てられたそこは治外法権の地となっており、犯罪や不気味な噂が当たり前のように転がっていた。主人公の少年晴史はゴミと死体運搬をしながら生計を立てる決して豊かではない生活を送っていた。彼の癒しは似顔絵を描きながら春を売るシズクという名の少女だった。晴史とシズクは徐々に距離を縮めていくが、イタギリという街は2人に残酷な現実を突きつける…とこんな感じです!
ジャンルは恋愛+ホラーという感じですね。どちらかというと気持ち悪い、グロい系のホラーです。
第23回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。集英社から発売された「この世で最後のデートをきみと」との同時刊行で著者の坊木椎哉さんはデビューとなっています。
グロい話は得意、むしろ好きなんですけどあまりに痛切に胸をこじ開けようとする少年と少女の淡い恋にグロの強烈さが増していましたね…とんでもない作家さんがデビューしたのかもしれません…
ストーリーはイタギリでの生活から始まって殺人事件、淡い恋を経てラストを迎えるストーリーは圧巻の一言でしょう。ラストはページをめくる手が止まりませんでした。美しくも残酷で時に凄惨な比喩が心を抉り、汚れたイタギリの街であまりにも綺麗すぎる空が胸を打ち、海への届かない想いがまるで晴史とシズクのようで…月並みですが、この物語はすごいです。その一言がどうしようもなく似合う物語でした。

キャラ A
主人公の晴史の思春期の少年らしさと、親を憎む感情のコントラストが良かったですね…どこにも行けない閉塞感があるのがさらにグッドです。シズクは可憐な容姿に似合わず内面はなかなか…そして最後の望みがまた…こういう女の子好きですけど、やっぱり見ているとどうにかなってしまいそうになります…

今後の期待度 評価不能…
一巻完結だと思うのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
ホラーというほど怖い描写はありませんが、それなりにグロいので耐性のない方にはオススメできないです…グロが大丈夫で少女のために尽くす少年の物語が読みたい方はぜひ。流石に綾辻行人さんほどではありませんが、圧倒される物語であることは間違いありません。気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)