どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はいい天気だったので、サイクリングでちょっと遠くに。お昼に食べたカレーが美味しかったです!

さて、今回紹介するのは御影瑛路さんの「僕らはどこにも開かないーThere are no facts, only interpretations.ー」です!

ストーリー A
内容は、ある日突然魔法使いを自称する香月美紀に護ってあげると言われた主人公の柊耕太。彼女と関わるようになってから変わらない日常に変化が訪れる。素行不良の谷原雅人、クラス委員の秋山秀一…とある事件により壊れ始めた世界の行方は…とこんな感じです。
ジャンルは暗黒青春もの…ですかね? ホラーでもサスペンスでもいいと思いますけど、それが個人的には一番しっくりきます。
御影瑛路さんのデビュー作「僕らはどこにも開かない」の改訂版?進化版?です。挿絵なしのそちらも今から5年くらい前に読んだんですけど、LINEやらドローンが作中で登場したりとより現代的になっていますね…
このと物語は何を喋ってもネタバレになりそうな気がしてならないので(^_^;) ざっくり言うと「僕らはどこにも開かない」を読んだことがある方にはぜひ読んでもらいたいですし、反対に読んだことがない人にはぜひ読んでほしい作品です。とにかく内向的な作品で自分と他人。この二つの点と点で繋がるくらいの小さな世界がいくつかあり、そこだけで完結します。作中に大人はほとんど出てきませんし、大事になるような事件が起きても高校生の主人公周辺で解決され、完結します。狭い世界の狭い物語。自分のアイデンティティと存在意義。そんなものと戦う彼らの苦しみと憧憬とマイナスからプラスマイナスゼロにしかならない成長が心を動かします。魔法という設定がまたいいんですよ…ファンタジーではなく、かと言って中二病でもない。そんな設定に注目してほしいです。5年ぶりに新たな形になったこの物語に触れましたけど、やっぱり自分の中にわだかまる強烈な自意識を刺激するいい作品でした!

キャラ A
柊耕太は5年ぶりに見てもやっぱり柊耕太でしたね(苦笑)作中の言葉で表すなら白の人です。逆に印象が変わったのが香月美紀。こんなに可愛い女の子でしたっけ?当時は結構不気味な存在に、それこそ完璧にヤバい人である松見先輩より気持ち悪い存在だったんですけど…

今後の期待度 評価不能…
一巻完結なのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
とにかく今高校生の方には読んでいただきたいです! この作品で一度価値観をぶっ壊して再構築してみてください! 一度読んだことがある人も間違いなく楽しめますし、暗黒青春もの、内向的な物語が好きな方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)