どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
クリスマスが近いからかどこの駅前もイルミネーションですね…目がチカチカします…
さて、今回紹介するのは神田夏生さんの「狂気の沙汰もアイ次第 ループ」です!
前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、脱出不可能の館内で生存者が2人以下になれば地球へ帰れることを提示された9人の男女。宇宙人イラナイは愛情を知るために観察するために人々を閉じ込めたらしい。いつ殺されるかわからない不安の中で集団生活を送るが、ついに殺人が発生。しかし、死んだはずの人間はなぜか生き返り…終わらない殺戮劇の中主人公の山口健次は解決策を模索する…とこんな感じです!
狂気の沙汰もアイ次第シリーズ第2弾! 前回がとても綺麗に終わったので、どう続けるか気になっていましたが…なるほど、ループってこういうことですか! すごく面白かったです!
前回は「飲むと人を殺したくなる水」が出され、誰かを殺したくなる衝動に抗いながら集団生活を送るという「閉じ込められれば殺しあう」という風潮の逆をいくような雰囲気がありました。しかし、今回は「生き返る」というシステムがあり、死ぬこと殺すことに躊躇しなくなっていく主人公たちの狂気に囚われていく過程が非常によかったです! タイトルに入っているループの意味もなるほどですよね…イラナイによって明かされる主人公たちが連れてこられた星の真実と生き返りの謎。この辺は読んでいてゾクゾクしました…おぞましいです…そして簡単にハッピーエンドでは終われないラスト。ここはちょっと理由が弱い気もしましたが、それが気にならないくらい驚きました!
個人的には前回の何倍も面白かったです!
キャラ A
主人公の山口健次がちょっと弱い気もしましたが、ラストで持っていきましたね…すごいです…イラナイはもうちょっとお話に出てきてもいい気もしましたけど…前回が主人公たちに絡みすぎたんですかね?前回序盤で死んでしまったキャラ、終盤まで生き延びたキャラが、今回は生き延びたり反対に死んでしまったり…なんてこともありましたが、一巻と比較しても1人1人が魅力的でした!
今後の期待度 A
この二巻があるのなら、これはまだまだ続くのではないでしょうか…? 三巻が出るのを楽しみに待ちたいです!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)