どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近少しずつ暖かくなってきましたね…春は近いです…

さて、今回紹介するのは馬場翁さんの「エスケープ・シープ・ランド」です!

ストーリー A
内容は、虐待を受けて育った大吾は人間不信となっていた。そんなある日、目覚めると彼は遊園地を舞台にした謎のデスゲームに巻き込まれていた。勝利条件は見知らぬ異性を相棒に生きて7日目を迎えること。参加者である羊を殺す狼から逃れつつ、過酷なバトルロイヤルが始まる!とこんな感じです!
ジャンルはデスゲームもの。群像劇のような構成で過激なデスゲームが描かれます。
「蜘蛛ですが、なにか?」の馬場翁さんの最新作!ちなみに蜘蛛は未読です。開園前の遊園地を舞台にしたデスゲームものということで購入しましたが面白かったです!ストーリーはとにかく無駄を削り落とした一見すればあっさりにも思える読みやすさがありました。しかし、短いながら信じられないほどの厚みがある文章、骨太のバックボーンがストーリーにこれ以上ない深みを与えていました。人間不信の大吾がメインの視点として物語を見つめますが、大吾のパートナーの優、他の参加者、参加者を狩る狼側に視点があり多角的に物語を見つめられるようななっていました。この工夫がややこしくなりすぎず、読者にゲーム状況を教えてくれる良いギミックとなっていました。細々としたアイテムもストーリーにきっちり絡んできていて使い方が上手かったです!デスゲーム特有のハラハラ感を存分に味わえました!面白かったです!

キャラ A
主人公の大吾(って言っていいんですかね?)の性格がきちんとストーリーに絡んでくるのが良かったですね。パートナーの優はその見た目に反して狂気的な性格の持ち主で、というか生来の特性があってこれがとにかく怖かったです…恋する女の子はやっぱり最強ですね…

今後の期待度 A
まだまだ続きそうなので、これからどんなデスゲームが展開されていくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
デスゲームものが好きな方は!登場人物の心理描写の少なさが気になる方もいるとは思いますが、それを補ってあまる面白さがあります!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-072222-1