昨日はあんなに夜遅くにブログ更新してすみません…今日からは平常運転のはずです…

さて、今回紹介するのは物草純平さんの「終奏のリフレイン」です！

ストーリー A

内容は、重力子を操る特集なオルゴール技術が発達した世界ではその技術を用いた「歌唱人形」が人々の生活に根付いていた。主人公のタスクはあくまでも機械である歌唱人形しか愛せない壊れた技師。そんな彼がひょんなことから出会ったのは歌唱人形技術の始まりとなったガラテア・シスターズ自称する歌唱人形・リフレインだった。彼女と過ごす中でタスクは大きな事件に巻き込まれていく…とこんな感じです！

ジャンルはファンタジー？SF？ボーイ・ミーツ・ガール的なお話でした。

まず言わせてください…この作品すごく面白いです！いいですね！機械である歌唱人形しか愛せない男の子と、限りなく人間に近い心を持っているかのような機械の女の子の物語！最高でした！

まず何より主人公タスクと歌唱人形リフレインとの関係が素敵です！人間の女の子を愛せない・恋愛対象にできない主人公。そんなタスクと出会い機械である自分のあり方を自問自答していくリフレイン…タスクの強い想いをリフレインに届けようとするその姿はとても素敵です！そしてそんな二人を彩るのはオルゴール技術が発達した二十一世紀の世界！電気が不要となり、各国の世界情勢は現代とは遥かに異なり、書ききれないほどの魅力的な設定の数々で彩られた不思議な世界。時に残酷で美しい世界で語られる少年と少女の物語は最高の一言につきます！肝心のストーリーは序盤の構成が少し気になりましたが、タスクとリフレインの関係を丁寧に描きながらも独特な設定を使った迫力のあるバトルにヒロイックな展開ですごく楽しかったです！最後まで楽しく読ませてもらいました！面白かったです！

キャラ A

主人公のタスクは歌唱人形しか愛せないというちょっと変わった男の子ですが、その分人間の女の子に変な照れがないのがなんだか逆に魅力的な気もしました…機械のことに関しては頼り甲斐があり、他人をきちんと思いやる姿は好感度高かったです！リフレインは普通とは違い人間味がある不思議な歌唱人形。そんな彼女も最初はあくまで機械であろうとしますが、タスクに口説かれて（？）人間らしくなっていく姿が可愛かったです！あとトロミは非常に良いと思います（真顔）その他にも魅力的なキャラはたくさん出てきますが、個人的なお気に入りはミーネことアマゾネスさん。見ていて楽しい女の子でした！

今後の期待度 A

これは絶対、絶対これから面白くなる作品なのでぜひ続きが読みたいです！タスクとリフレインのやりとりがもっとみたです！2巻待ってます！

どんな人にオススメか？

ロボットと人間の恋みたいな物語が読みたい方は！ボーイ・ミーツ・ガールの成分たっぷりで楽しく読めます！オルゴール技術をはじめとした魅力的や設定も面白いので気になった方はぜひ！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡) 

ISBN 978-4-04-892752-9