どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
若干風邪気味で…早く寝ます…

さて、今回紹介するのは峰守ひろかずさんの「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」です!

ストーリー A
内容は、鎌倉にあるとある高校。そこには廃止寸前の旧図書室があった。そんな図書室を維持管理する図書部に所属する卯城野こぐちさんと、主人公の前河響平はひょんなことから出会う。旧図書室の危機を知った響平は旧図書室を守るためにビブリアファイトと呼ばれる書評バトルをすることになる…とこんな感じです!
ジャンルは青春学園もの。書評バトルがお話のメインとなっています。
大人気シリーズ「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフ作品!ブログでは紹介していませんが、かなりのビブリアファンです!ということでスピンオフのこの作品も購入しました。お話的には面白かったですけど、スピンオフとしてはちょっともやっとする内容でした…
まず題名にもあるビブリアファイトですが、こちらは現実にもある書評バトル「ビブリオバトル」とほぼ変わりません。実質ビブリオバトルと考えていただいて大丈夫です。お話としては全5話の構成で、旧図書室がヤバい→他に使いたい団体があるからよこせ→旧図書室を守るためにビブリアファイト!という感じです。こぐちさんが作戦を練って、響平が喋って書評バトルをします。高校生のなんだか見ていて微笑ましいやりとりと、好きな本を語る登場人物たちの姿にしきりと「わかるわかる!」とうなずくばかりでした。こぐちさんと響平の関係も見ていて楽しかったですし、途中でビブリア古書堂に出てきた人たちが登場してビブリアファンとしては嬉しかったです!ただ、やっぱりスピンオフというにはビブリア要素が弱いかなと…ただ栞子さんたちを出してビブリアスピンオフです!はちょっともやっとします…ビブリアの登場人物がお話の根幹に深く関わるわけでもないですし、ビブリアのような古書ミステリもないですし…高校生たちが書評バトルをする物語としては楽しめましたが、スピンオフとしては個人的に不満が残る内容でした…

キャラ A
メインヒロインのこぐちさんが可愛かったです!本に夢中になると周りが見えなくなるのは栞子さんそっくりでしたね。ちまっとした容姿も相まって小動物的な可愛さがありました!響平はオタクでそれを隠して高校生活を送っていて平凡な男子高校生ですが、こぐちさんと旧図書室のことを考えて行動して、書評バトルで自分の好きをしっかり伝える姿はとても魅力的でした!その他の登場人物も見ていて楽しい子ばかりで、ストーリーを盛り上げていました!

今後の期待度 B
あとがきからはこの巻で終わりなのかな…?と感じましたが、書評バトルをするこぐちさんたちはまだまだ見てみたいので続きがあるのなら読みたいです!ただビブリア要素が増えれば個人的には嬉しいです…

どんな人にオススメか?
ビブリア未読の方でも書評バトルをする高校生たちの物語として楽しめるのではないかと思いました。微笑ましい青春学園ものとして楽しめると思います。気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 


ISBN 978-4-04-892755-0