どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
本格的に具合が悪いです…疲れが出ましたかね…
さて、今回紹介するのは白石定規さんの「リリエールと祈りの国」です!
ストーリー A
内容は、祈りが叶ったり叶わなかったりする大聖堂のせいで滅びつつある領域都市クラウスレイン。そんな街でマクミリアは空腹で倒れていたところを赤髪の少女リリエールに助けられる。彼女は戒祈屋という祈りを解く仕事を生業としていた。マクミリアはそんな彼女の手伝いをすることになるが…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。連作短編形式でお話が進んでいきます。
白石定規さんの前作「魔女の旅々」と世界観を共有する物語。しかし、そちらを読んでいなくても楽しめる物語になっています。面白かったです!
まずところどころ皮肉の効いたコミカルな文章がグッド!魔女の旅々もこんな感じの地の文でしたけど、たまに作者の闇みたいなのが垣間見えつつそれでいてクスっと笑えたり苦笑いできる文章は読んでいて楽しかったです!物語はちょっと不思議で面倒な童話っぽさを感じる短編が7編入っています。各話それぞれに魅力があり、時には意外な結末があったりして様々な味で楽しかったです!個人的なお気に入りは主人公のマクミリアではなくリリエールの視点で描かれる四章。戒祈屋の日常(?)を描きながらも、最後に意外なことがさらりと書かれているのは面白かったです!ラストの七章はやや唐突な感じもしましたが、全体を通して完成度が高く最後まで楽しく読めました。面白かったです!
キャラ A
マクミリアは最初は不遇キャラかと思いきやそんなことなかったですね…いややっぱり不遇…?色々と隠されているものがあり、お話の中でそれが明らかになり新たな魅力な出てくるのが見ていて楽しかったです!リリエールさんは一体いくつなんでしょう…とそんなことは置いておいて戒祈屋なんて不思議なお店をやっていて法外な報酬を吹っかけるくせに、人情味ある女の子でした。そして前作から登場しているイレイナさんは相変わらずの自由人。てか、何やってるんですか?全然魔女感ないですよ!個人的なお気に入りは情報屋のクロエとシロナ。和メイドスタイルに面倒でかったるそうでお金を払うとチョロいのがツボでした!
今後の期待度 A
面白かったので長続きしてほしいですね…あとあとがきで魔女の旅々の続きとかありましたけど、あるなら読んでみたいです…とりあえずリリエールの2巻を楽しみに待ちたいです!
どんな人にオススメか?
ちょっと不思議なファンタジーが読みたい方は!あと基本百合だと思うので女の子同士がいちゃいちゃ(やや語弊があります)するお話が好きな方にもオススメです。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-7973-9068-1