どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はこのブログでは滅多にやらない雑記的なものを書きました…慣れないことはやるべきじゃないですね(^_^;)
さて、今回紹介するのは青山有さんの「竹中半兵衛の生存戦略 戦国の世を操る「茶室」の中の英雄たち」です!
ストーリー A
内容は、現代に生きる35歳のサラリーマンが酔って寝て起きたら戦国時代の武将竹中半兵衛に転生⁉︎ わけがわからない半兵衛だが、彼の前にノートPCと茶室と呼ばれるチャットルームが出現する。茶室には同じように戦国時代の武将に転生した現代日本人たちがいた。彼らは茶室を通じて知恵を出し合い乱世を生き抜く策を練っていく…とこんな感じです!
ジャンルは歴史もの。現代日本人が戦国時代の武将に転生して時には歴史改変を行いながら生きる道を探っていくというものになります。
ぶっちゃけいうと歴史もの・時代劇はそんなに得意ではないのですが、現代日本人が戦国時代に転生という設定と「救わなきゃダメですか?異世界」の青山有さんということで購入。読んでみましたがすごく面白かったです!
時代としては桶狭間の戦いの少し前です。主人公は竹中半兵衛という名前は知っているけど細かいことは知らない…という武将で、他に出てくる7人の武将(現代日本からの転生者)も日本史に詳しくない僕から見てもあんまり有名ではないのかと思います。出てくるのは安藤茂季、最上義光、北条氏規、今川氏真、小早川繁平、一条兼定、伊藤義益という武将です。竹中半兵衛以外僕にはわかりませんでしたが、日本史に詳しい方はわかるのではないでしょうか…?そんな8人がそれぞれの国で現代日本の知識や史実を参考に活躍しながら、茶室というチャットルームのようなもので互いに意見を交換し戦略を練っていきます。何より面白いのがこの茶室という空間での情報交換と戦略を練ったりするところですね…戦国時代の武将というと堅いか蛮勇みたいなイメージしかありませんでしたが、全員現代日本人から転生しているので結構軽い感じで「そっちの家大変だな〜」「いやー参っちゃうよw」みたいなやりとりをしていて楽しかったですw
茶室の部分だけは他とデザインが異なっていてチャットルームのような感じになっていたのが面白かったですね…主人公竹中半兵衛の戦略も面白いです。桶狭間の戦いを前に織田信長をどうするか考えつつ、有力な武将を家臣にしたり、農業で改革を行ったり、石鹸を作って一儲けしたりします。お米の価格操作をやろうとしているのも面白かったですね…現代の知識を使って戦国を生き抜く物語。面白かったです!
キャラ A
主人公の竹中半兵衛すごく好きでした!現代日本では35歳だったくせにちょっと落ち着きがない気もしますが(苦笑)頭はキレるし、戦略も見事で見ていて楽しい奴でした。そして14歳美少女をお嫁さんにもらうのはズル素晴らしいと思いました。そんなお嫁さんの恒がまた可愛いこと。巻末の番外編で見せた少女らしさに悶えました…もう一人お気に入りなのが半兵衛の弟の久作。兄である半兵衛を慕い人生がかかる重大な作戦に顔を青くしながらも大役を果たす姿がかっこよかったです!一巻ながらかなりのキャラが出てきましたが、それぞれ魅力が存分に発揮されていたと思います!
今後の期待度 A
2巻から歴史が本格的に変わっていくかもしれないのですごく楽しみです!茶室で話していても遠くにいる武将たちと半兵衛がいつか出会うかもしれないのもワクワクします…続き待ってます!
どんな人にオススメか?
戦国時代のちょっとマイナーな武将たちが現代日本の知識や史実を基に戦っていくお話が読みたい方は!この時代に詳しければさらに楽しめると思いますが、知らなくても充分楽しめると思います!オススメです!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-8030-1020-6