どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はエイプリルフールでしたね…Twitterで嘘ついてみましたけど…どうでしたか?

さて、今回紹介するのは阿部藍樹さんの「白翼のポラリス」です!

ストーリー AA
内容は、大地ははるか昔になくなり空と海が広がる世界で人々は巨大な船の上に国を作り生活していた。主人公のシエルは偉大な父の後を継ぎ船国を行き来し荷物を運ぶスワローがを生業としていた。そんなある日、休暇で訪れた小さな島で1人の少女・ステラを助ける。ステラの依頼でシエルは空を飛ぶが、国家間の陰謀に巻き込まれていく…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー!戦闘機とボーイ・ミーツ・ガールな物語でした!
第6回講談社ラノベ文庫新人賞・佳作受賞作ですね!まず言わせてください…

素晴らしい!

空の青が、海の青がこんなに綺麗だなんて…惚れました。少年と少女の、シエルとステラの輝かしいボーイ・ミーツ・ガール!とにかく面白かったです!久しぶりにAAつけてしまいました!
まずプロローグがすごいです!たった2p。320p近い物語のたった2pでこの物語を好きになりました!読者を掴んで放さない最高のプロローグでしたね…文章もすごくよかったです…密度の高いがっちりとした文章が流れるように世界を彩ります!そして始まる本編。世界の成り立ちが説明され、スワローという職業が説明されていきます。説明のない横文字が続く場面は好き嫌いが分かれそうなところですが、この物語にはぴったりですね…そして出会う1人の少女。少年らしい感情を抱きながらも島に漂着したステラを助けるシエル。この場面すごく好きなんですよね…最後まで読み終えてからこのシーンを思い返して全てはここから始まったのかと考えると…一夜を過ごし身分を明かしてくれないステラという荷物を抱えて飛ぶシエル。道中2人に何度も立ちはだかる困難と難敵。広がる空は時に青く美しく、時に赤く壮大で、時に光り輝く星空で、シエルたちが見ている空の色を想像してただただ感動しました…水上機ポラリスでの戦闘シーンもよかったですね…迫力があってすごくワクワクしました!もちろんシエルとステラの関係も最高でした。ステラの女の子らしいところにドキドキして時には喧嘩をして、笑いあって泣きあって…どうしようもないくらい愛おしい少年・少女の物語が綴られいきます。そして行き着くラストシーン。2人の姿が胸を締め付けどうしようもなく笑顔になれる究極の最後でした…
間違いなく2017年最高の新作です。とてつもなく面白かったです!

キャラ A
シエルがすごくよかったですね…なぜ空を飛ぶのか、どうしてステラを乗せるのか。様々な葛藤の中でも強くあろうとする。器用だけど時々不器用で頼り甲斐があって、ポラリスのことを大切していて…とても好きな男の子です。ステラは料理のときに包丁をシエルに向けるくらい世間知らずで不器用な女の子なんですけど、素晴らしい才能があって行動力があって、でもアホで(苦笑)愛すべき女の子という感じで魅力的なヒロインでした。その他のキャラもとても魅力的でした!

今後の期待度 A
綺麗に終わっているので続きが出るかどうかはわかりませんが…もしあるのなら読んでみたいですね…

どんな人にオススメか?
空、戦闘機、ボーイ・ミーツ・ガール。どれか一つでも好きなら絶対楽しめると思います!密度の高い文章でキラキラ輝く物語が綴られいきます!多少好みが分かれそうかな?という部分もありますが、僕は大好きです!全力でオススメしたいです!気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-06-381548-8