どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
4月が終わりそうです…待ってください…

さて、今回紹介するのは縹けいかさんの「異世界監獄√楽園化計画 -絶対無罪で指名手配犯の 俺と<属性:人食い>の ハンニバルガール- 」です!

ストーリー B
内容は、主人公のトウは目覚めると異世界監獄サクラリメスにいた。自分は何も罪を犯していないはずなのになぜ監獄にいるのか。疑問を持つ中出会ったのは人を食らう罪を持つナギサという少女。罪状に基づいたアニマウェアと呼ばれる異能が存在する世界で、トウは自分が何者なの探っていくことになるがある計画が指導し…とこんな感じです!
ジャンルは…なんでしょう?ファンタジー?コミカルで意味わからない世界でのキャラの掛け合いが楽しかったです!
「食せよ我が心と異形は言う」の縹けいかさんの新作ということで購入!作風がかなり異なることに驚きましたが、それなりに楽しませていただきました!てっきりタイトルと上記の作品のテイストから監獄内で繰り広げられるダークなお話を予想していたのですが、そんなことはなかったですね…女の子たちと楽しい会話、ちょっとおかしい登場人物たち掛け合いは見ていて楽しい反面少し不気味でもありました。と、キャラの掛け合いはとても面白かったのですが、ストーリーが微妙でした…まず何より軸が定まっていなかったですね…主人公の記憶、罪状、事件の犯人を追う、この世界の危機、そして主人公の正体…と話の中で重要な目的がコロコロ変わっているにもかかわらずラストでいきなり重みのないミステリ的カタルシスを見せられても…ちょっと納得できないですね…明かされる真実自体は面白いのに、そこに至るまでの過程があまりにも短いのでどうしても薄味に感じてしまいました…面白い要素は散らばっていて、それぞれはすごく楽しめるのに全てが繋がらずに終わっていました。キャラの掛け合いが楽しいだけに残念です…

キャラ A
登場人物は何人も出てきてそれぞれ出番が限られる中、キラリと光る魅力がありました!主人公トウの正義のための戦い、ナギサの歪な人格とトウへの思い、山田の狂気と快楽殺人魔的な不気味さ、さだめとパーシェンカが加わることにより起こる不思議な化学反応。それぞれ強烈な個性があり、ストーリーを盛り上げていました!

今後の期待度 B
ぶっちゃけ今回でお腹いっぱいですね…つまらないというわけではありませんし、続きがどうなるか気にならないわけではないんですけど…

どんな人にオススメか?
へんてこな作品が読みたい方は!独特の世界というか、どこまでも不思議な感覚が読んでいる中でつきまといます。キャラの掛け合いは楽しいので、もし興味のある方は…

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-08-631180-9