どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
GWですが絶賛忙しいです…レポート…

さて、今回紹介するのは三田千恵さんの「トリア・ルーセントが人間になるまで」です!

ストーリー A
内容は、病に伏した父を治すために兄の命令により薬を運ぶ任を受けた第二王子のランス。受け取り先に現れたのは白い肌と銀色の髪を持つトリアという名の少女だった。自らを薬(ルーセント)と名乗る彼女と共に父が待つ王都マキシムを目指すが、トリアの秘密が明らかになった時ランスは重大な選択を余儀なくされる…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー!旅もの×ちょっとセカイ系の香りがしましたね。
「リンドウにさよならを」の三田千恵さんの新作ということで購入!面白かったんですけど、後述する盛り上がる終盤で謎の展開があったのがマイナスポイントですね…
父を治すために薬を運ぶ任を受けたランス。なんで第二王子がこんなことをするだ…という疑問は傍に置いておいて(苦笑)トリアという1人の少女に出会います。自らを薬と名乗る彼女に不思議さを感じながらも、薬の材料を集めながら王都を目指します。トリアがなぜ自らを薬と呼ぶのかというのはネタバレなので詳しくはいいませんが、これがタイトルにまで深く関わってくるのが良かったですね…不器用に距離を縮めていくランスとトリアの関係も見ていて微笑ましかったです!道中様々な困難を乗り越え、トリアのことをランスのことを知り、迷いながらも王都に辿りついた2人。いよいよ重大な選択を決めて…というところで終盤の展開には何ら関係ない王国の秘密が明かされます…いや、これ本当にいらなかったです…だってこれランスの選択に関係ないじゃないですか…究極にテンポが悪くなってました…これが気になっていた人もいるとは思うんですけど、秘密を明かす場所はここじゃないですよ…ランスの選択も良かったのにどこか消化不良な感じで残念でした…面白かったんですけどね…

キャラ A
ランスは王族の割にはフランクで親しみやすいキャラでしたね…女で遊んでいるという記述がある割にはトリアにがっつりいかないところは、ちゃんと自制が効いてるなと思いました(苦笑)メインヒロインのトリアはすごく良かったです!徐々に女の子らしくなっていく彼女の成長が微笑ましかったです!個人的にお気に入りだったのはロサ!彼女の過去を知った時の衝撃がすごかったですね…これを知ってしまった前と後とではまるで彼女に対する印象が変わりました。すごく好きな女の子です

今後の期待度 評価不能…
綺麗に終わっているので続きはないですかね…ということでこの評価で…

どんな人にオススメか?
青年と少女の旅ものファンタジーが読みたい方は!最後の選択の辺りにセカイ系っぽさを感じたのでそういうのが好きな方にもオススメです!終盤気になる部分もありますが、ランスとトリアの関係はすごく素敵でした!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-734633-8