どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
体調悪くて更新遅れました…すみません…

さて、今回紹介するのは大澤めぐみさんの「6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる」です!

ストーリー A
内容は、長野県を舞台に4人の高校生たちが入学から卒業までを過ごす物語。高校デビューをした秀才郷津香衣、サッカー部のエース諏訪隆生、進学校唯一の不良丸山龍輝、そして香衣の親友のセリカ。4人は一度きりの高校生活を送っていく…とこんな感じです!
ジャンルは青春。ストレートな群像劇ものですね。
前作「おにぎりスタッバー」「ひとくいマンイーター」と鬼作?奇作?のイメージが強い大澤めぐみさんですが、今回は本当にストレートで味付けが濃すぎない素晴らしい青春ものをぶつけてきましたね!最高でした!
まずなんといってもこの群像劇スタイルがいいですよね〜4人それぞれの高校生活を存分に楽しめました!長野の景色と過ぎてゆく短い3年間、刹那的で断片的な情景が彼らにリンクして素晴らしい世界を作りあげていきます!文章は相変わらずぎっちりで隙間がないくらいなんですけど、今回は前作ほど読みづらいというわけでもなくサクサクと美味しい青春ものが楽しめます!この作品は「春に恋して夏は海で花火で秋は文化祭で冬はクリスマスとバレンタイン」みたいな甘いとか酸っぱいがあるような青春ものではありません。鶏むね肉に塩振ったくらいの味付けしかないです。でも、結局それが一番美味しいとわかっていて、最高の調理がされた作品だと思います。物足りなさを感じるかもしれません。でもきっと、シンプルイズベストを超えたベストイズベストな作品で、青春の香りを存分に感じられる作品です。ただ、素晴らしい。その一言につきます。

キャラ A
香衣のちょっと背伸びした感じの女子高生感はいいですね〜そして過剰に飾らずグイグイ行かない。こういう女子高生好きです!隆生は体育会系のノリとは無縁なサッカー部のエースというのがまたいいですね〜丸山くんの不良すぎない不良らしさもグッド!セリカは一番好きなキャラでしたね…もうとことん幸せになってバカ王国を握りつぶしてほしいです!

今後の期待度 評価不能…
おそらく一巻完結だと思うので…

どんな人にオススメか?
ストレートな青春群像劇が読みたい方は!THE青春というには物足りないかもしれませんが、それを補ってあまる魅力がこの作品にはあります!気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN  978-4-04-106272-2