そろそろクリスマスですね…まあ、あんなリア充の祭典は知りませんがw

さて、今回紹介するのは河本ほむらさん著、武野光さん協力の「レイズ・オン・ファンタジー ギャンブラーは異世界を謳歌する」です！

ストーリー A

内容は、ギャンブラーの高校生鵜印勝はギャンブルでの勝ちすぎが元凶となり殺されてしまう。そんな彼は女神にもう一度やり直すチャンスを与えられるが、女神の逆鱗に触れる態度をとり異世界へ転生させられる。なんとそこはギャンブルが奨励される世界だった。勝は偶然出会った女騎士リリーナの王位継承権をかけたギャンブルの代打ちをすることになる…とこんな感じです！

ジャンルはファンタジー+ギャンブル。異世界転生ものですね。

「賭けグルイ」で有名な河本ほむらさんの作品！弟で作家の武野光さんも協力されているようですね！面白かったです！

高校生にして向かうところ敵なしのギャンブラー・鵜印勝はヤクザの代打ちの果てに命を落として異世界へ。その際女神の逆鱗に触れていくらギャンブルで勝っても勝ち分を失うという呪いにかけられます。そんな彼が出会うのはリリーナという女騎士。ギャンブルの腕を見込んで王位継承権を賭けたギャンブルの代打ちを頼みます。行われるギャンブルはポーカーであったりルーレットであったりと賭博に疎い人でも知っているであろう馴染みのあるものでしたね。ルーレットでギャンブルをするシーンには解説図もありルールがわからない人でもわかりやすい配慮がされていました！ストーリーは割と王道でテンポよく進んでいくのも好感度高いですね！不利な状況をひっくり返すギャンブルものの醍醐味である一発逆転の展開は燃えます！ただ、個人的に気になったのはギャンブルで負けた方のデメリットが少ないことですかね…？王位継承権を賭けて王位継承権を持つ者同士でギャンブルをするんですけど、色々要求できるとはいえ負けたほうは王位継承権を失うくらいだけというのはちょっと物足りない気が…奴隷や殺人が割と身近な世界観ならもう少し敗者から奪う要素があったほうが緊張感が出たかもですね…色々言いましたが、ギャンブルものとして最後まで楽しく読ませていただきました！面白かったです！

キャラ A

主人公の鵜印勝はギャンブラーにしてはちょっと人が良すぎる気がしましたが、ギャンブラーらしい駆け引きや勝つための工夫を怠らないところは好感度高かったです！リリーナは貴族出身の騎士なんですけど、戦い以外はちょっとぬけてるところもあって可愛かったです！ハナコはエルフの奴隷で幼い見た目に反して90歳というロリババア。勝に懐いていて妹的存在でした！

今後の期待度 A

まだまだ物語は始まったばかりですし、続刊に期待していですね！勝はこれからどんな勝負をしていくのか…期待して2巻を待ちたいです！

どんな人にオススメか？

ギャンブルものが読みたい方は！扱う賭け事もポーカーやルーレットなど比較的知られているものなのでとっつきやすいと思います！一発逆転の展開は燃えますし好きな人は好きな作品です！気になった方は！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)

ISBN 978-4-04-072520-8