どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
すいません!今日も!今日も更新が遅れてしまいました…
さて、今回紹介するのは久遠侑さんの「親しい君との見知らぬ記憶」です!
ストーリー AA
内容は、主人公の幸成は夢の中でとある女の子と共に過ごす夢を見ていた。そんなある日、初めて訪れるはずの場所に既視感を覚えていると、夢の中で出会った少女優羽子に出会う。彼女もまた夢で幸成と過ごす夢を見ていた。2人はそんな現象を確かめるために親しくなり、次第に惹かれ恋に落ちる。大学生になり全てが順調に進んでいたある日、優羽子が突然意識不明になる…とこんな感じです!
ジャンルは青春。割とSF色というか、近未来感が強かったですね。
まず言わせてください…
この作品すごく
面白いです!
2017年ももう終わりですけど、ようやく本命が出てきたという感じですね!とにかく素晴らしかった!その一言です!
とにかく何がいいって、もう一つ一つの描写が最高にいいです!記憶にぷすりと爪を立てるような、それでいて真夏に蝉の声を浴びながら木漏れ日を歩く気持ち良さのような、そんなどこか読者の思春期を想起させるような柔らかな痛みを孕んだ爽やかな青春描写がとにかく素晴らしいです!もう最高すぎてなんか泣きそうになったり、なんか笑いそうになったりします!でもその「なんか」はうまく説明できません!悔しいです!
ストーリーは公式のあらすじでほぼ説明していますけど、これはあとがきでも触れられているように描写を楽しむ作品だと思います。きっとそこまでストーリーに大きな意味なんてなくて、むしろ描写についてくるのが物語のようにも感じます。とにかく5W1Hが強烈にエモーショナルに語りかけてくるんです!しかも過度に着飾るわけでもなく、気障ったらしいこともなく、ただただ深層から訴えかけてくるんです!言葉に魔力があるなら、きっとこの作品はその魔力を練り上げて魔法として昇華しています!とにかく最高なんですよ!最高なんです!
もう何も言いませんというか、これ以上は言えません。一つ言えるのはこれはきっと僕の記憶が失われるまで、絶対に忘れない作品だということです。
キャラ A
幸成は理系で「あっ、なんかこいつの考えていることわかんねー」的な要素もありましたけど(文系並感)好青年で、初夏の緩やかな風みたいな男子でした!優羽子はふんわりと優しくて、可愛い女の子でしたね。茶目っ気まではいかない可愛いらしさと、ほんのり漂う儚さ?みたいな不思議な魅力がありました。
今後の期待度 評価不能…
多分一巻完結だと思うので…
どんな人にオススメか?
これまで久遠侑さんの作品を読んだことのある方には自信を持ってオススメできます!青春ものが好きな方はもちろん、軽くSF要素が入った作品が好きな方にもオススメです!とにかく最高級の描写を目で追って青春を感じてほしいです!とにかく!とにかく読んでください!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-04-734957-5