どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はストロングゼロ飲みました!日本の文化ですねw

さて、今回紹介するのは藤宮カズキさんの「僕と君だけに聖夜は来ない」です!
⚠︎今回はかなりネタバレがあります!

ストーリー A
内容は、12月24日。高校生の理一は想いをよせていた相手なつみと結ばれる。しかし、その瞬間に彼女は死んでしまう。そして気がつくと12月22日に戻っていた。そこから始まるループ。なつみが理一に好きという旅に彼女は死んで、また22日にもどる。そんなループの果てに訪れた結末とは…とこんな感じです!
ジャンルは青春+ SFですね。
「いつかの空、君との魔法」でデビューした藤宮カズキさんの2作目!ということでかなり期待していたんですが…これはなんとも評価しにくい作品ですね…
ネタバレ全開でいくのでもう言っちゃいますけど、あんなラストはないですよ。いや、面白いとかつまらないとかそういうわけではなくですね…こう、ハッピーエンドかバッドエンドかはっきりして欲しかったです。そりゃもちろんリンカが理一となつみの娘だってことくらい察しのいい読者なら、というかこの手のループもので未来が関わってくるならわかりますよ。僕だってなんとなくわかってました。それだけにわざわざ娘だってこと読者に明かすのはいらなかったかなと…それに個人的にはどうしようもない「罪の意識」をお互いが背負っていくならそんな未来への希望なんてクソ食らえですよ。本当に。リンカは希望を与える存在かもしれないですけど、絶望を生み出したのは間違いなくリンカなんですからそんなこと言って「ハッピーエンド風バッドエンド」にはして欲しくなかったです。いや、バッドエンドじゃないかもしれないですけどこれから二人が何年、十数年…もしかしたら何十年と味わう「結ばれてはいけない」気持ちを考えたらバッドエンドですよ。この2人がこれからどれだけの青春を本気で楽しめないかと考えたら決してハッピーエンドとは言えないのではないでしょうか?まあ、これは完全に個人的な意見なんですけど…お話自体は面白いですし楽しめました。ただ、ここまでラストがいらないと感じてしまった作品は久しぶりです。

キャラ A
なつみさんは素直に可愛いです。でもちょっとメンがヘラる匂いが強かったですね…理一は壊れていくときの印象が強くて、物語の中で本当の彼を見れる時間自体少なかったですけど、理一がなつみを想う気持ちは本物だと思いました。

今後の期待度 評価不能…
続刊はありそうですけど、僕はあんまり読みたくないです。というわけでこんな評価で…

どんな人にオススメか?
うーん…絶望感が強めのループものが読みたい方は。青春ものとして楽しめるかは人によると思います。もうネタバレ全開だったのでこの記事を見てからこの作品を読むという方も少ないとは思いますが、結構賛否が分かれると思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-106366-8