どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
2月が終わる恐怖…そして全然戻らない更新時間…本当にすみません…

さて、今回紹介するのは榊一郎さんの「誰が為にケモノは生きたいといった」です!
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ストーリー A
内容は、上官殺しの罪で棄界と呼ばれる流刑の地に送られた魔術猟兵のイオリ。彼は湖で溺れかけたところをタビタという少女に救われる。獣の耳と尻尾を生やし身の丈の大剣を持つ彼女は地竜を狩っている最中だった。ガイド役が欲しいイオリはタビタの狩りを手伝うことになるが、実はタビタには自身も知らない秘密があり…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。雰囲気的には剣と魔法のファンタジーというイメージでしょうか?
何気に初挑戦な榊一郎さんの作品。アンソロとかで短編は読んだことあるんですけどね。どっしりとした厚みのある世界観を感じながらも読みやすい作品でした!面白かったです!
まずなんといっても魔術の詠唱が良かったです!例えば305pに

「ーー疾くらい顕れよ、我が思惟に従いて、仮初めなれどここに顕れよ、軽き銀の眷属、煌めく流砂、我が命に従い今此処に顕現せよーー我が命に従い疾く顕れよ軽き銀の眷属ッ!」

という詠唱があるんですけどこれめっちゃかっこよくないですか⁉︎ここまでどっしりとした詠唱は久しぶりに堪能したこともあって非常にグッドでした!物語は流刑の地に追いやられたイオリがある目的のためにとある人間を探すというもの。棄界は流刑の地として完全に元の世界とは隔離されていて行き来するには特殊な魔術が必要になります。また棄界は元の世界とは生態系から何からまるで異なっていまるで別世界のような感じです。そこで獣耳と尻尾を持つタビタに出会い、ガイド役になってもらうべく地竜を倒すことに協力します。地竜狩りもそうなんですけど、イオリの魔術を使った戦いやタビタの大剣を自由に操る戦闘スタイルはインパクトがあって読んでいてすごく楽しかったです!ヘビーな要素を織り交ぜつつも読みやすく、しかしどっしりとした骨子はそのままに最後まで楽しく読めました!物語としてはまだまだ序盤でこれからという感じもしますが、いいファンタジーに出会えました!面白かったです!

キャラ A
イオリは割とひょうひょうとしてるかな?と思ったらそうでもなく、芯を感じる男でしたね。タビタはちょっと特殊な話し方わする女の子で感情に合わせて揺れる尻尾が可愛かったです!イオリを追ってやってきたユーフェミアは最初は「なんだこいつ」感が結構ありましたがw イオリとの過去を知ると可愛く感じてきましたね…個人的なお気に入りはエステル。奴隷の女の子なんですけど、こうも悲劇的で本当の幸せなんて絶対に知れない存在はすごく印象的でした…

今後の期待度 A
面白かったので2巻もぜひ読みたいです!物語はまだまだこれからという感じですし、バトルも面白くなっていくと思うので続刊を楽しみに待ちたいです!

どんな人にオススメか?
重厚でややシリアスなファンタジーが読みたい方は!魔術の詠唱や大剣の剣戟などバトル描写もすごく魅力的です!これからドンドン面白くなる作品だと思うので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-072657-1