どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
あんまりいないとは思いますけど、定期的に見に来てくれる方。本当に最近きちんと更新できなくてすみません…

さて、今回紹介するのは荻野純さんの「透明人間の骨4」です!
⚠︎今回はネタバレありです!
FullSizeRender
前巻の記事↓

ストーリー A
伽奈に父親を殺したことを打ち明けた花。しかし伽奈の予想外の反応に花は戸惑ってしまう。そして伽奈との友情を確かめることになる。歌詞ができないうちは自首しないと決めていた花はついに歌詞を完成させるが…
シリーズ第4弾にして完結編。これは想像していた何倍もの素晴らしいラストでした…!荻野純さんは「可能性世界をかける少女」という読み切りがSQに乗った頃から大ファンで「γ-ガンマ-」が終わった後しばらく連載がなくて、ずっと作品を楽しみにしていてようやく「透明人間の骨」が始まって…「あぁ、いいな。この作品も素敵だな」なんて思っていたらあっという間に終わってしまって…でもこんなに素晴らしいラストならまた次の作品も楽しみに待てると思える自分がいて…って、全然ストーリー関係ないですねw でもそれくらい好きな漫画家さんなんです!
さて閑話休題。ストーリーの方は花が伽奈に父親殺しを打ち明けるところから始まります。でも伽奈は花が殺人者という前に友達ですごくすごく大切な友達で、だから悲しくて離れ離れになってしまうのが怖くて…花の自己評価が低いからか自分自身花と同じような感覚に陥ってしまいがちなんですけど、友情ってこういう形なんでって見えもしない「形」が見えるのすごく良かったです!そこからは花の周りの人に父親殺しを明かしたり、花が作詞した曲が歌になったり、伽奈と栞先輩と買い物行ってお泊りしたりと幸せな日々を送ります。普通の人にとっては当たり前すぎて幸せなんて感じられないかもしれない日常がどうしようもなく愛おしくてたまらないんですよ…花が作詞した曲は頭の中が真っ白になるくらい響いて突き刺さりました…そしてラスト。栞先輩の「待ってる」に返事をして見開きで「ここに居たい」とい思って涙を流す花が…でも涙を拭いて前を見てラストの見開きでいなくなる。あのシーンがもう本当に本当に素晴らしいんですよ…言葉にすれば陳腐になってしまうのでこれ以上は書きませんが本当に素晴らしい。ただそれだけです。

キャラ A
花ちゃんは可愛いところをたくさん見せてくれました!人殺しの十字架も伽奈と栞先輩といれば少しは軽くなって笑える。そんな花ちゃんが愛おしくてたまりませんでした…!伽奈も本当にいい友達でしたね。人殺しという事実以上に友達だと言えるその心が温かくて温かくて…栞先輩は花のことを近すぎず遠すぎずの距離で最後の最後まで支えていたなと思いました。

総合 A
4巻で終わりと書いてしまえば短い物語の気もしますけど、それ以上の密度がありましたし、何よりラストが素晴らし過ぎました…!最高の、本当に最高の作品でした!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)