どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近本当に本当にブログがこんな体たらくですみません…就活早く終わらせたいです…

さて、今回紹介するのは江本マシメサさんの「浅草和裁工房 花色衣 着物の問題承ります」です!
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ストーリー A
内容は、空手をやっていたこともあり体力が自慢の新人編集の陽菜子。彼女は突然着物雑誌の編集部への異動を命じられる。母親の影響もあり着物があまり好きではない陽菜子は戸惑うが、取材を通して和裁士八月一日(ほづみ)と出会い着物の魅力を知っていく。そして八月一日のことを…とこんな感じです。
ジャンルはお仕事もの?と?恋愛要素もの?という感じでしょうか?
小学館文庫のレーベル内ブランド(でいいんですかね?)として新たに誕生したキャラブン!の作品。大ファンの江本マシメサさんの作品ということもあり読んでみましたが面白かったです!
新米編集の陽菜子が異動を命じられたのはあまり好きではない着物を取り扱う雑誌編集部。しかし和裁士と呼ばれる着物を扱う職人の八月一日と出会い…最初は険悪、というかファーストコンタクトがどうも微妙だったため八月一日が陽菜子あしらわれる場面も多かったですね…着物を知っていくなかであまり好きではなかった着物の魅力に気づいていく陽菜子。仕事と淡い恋心は着物と八月一日の凛としながらも柔らかい雰囲気と相まってとても素敵でしたね…陽菜子と母そして祖母のゆっくりと優しく変わっていく感情は見ていて家族の温かさを感じました。ラストも良かったですね…こう、余韻が爽やかかつ熱を持って残る感じがなんとも言えないです。と最後まで楽しませてもらったんですけど、あらすじや帯にはちょっと不満が…いや、ミステリ要素がないとは言わないですけどまるでミステリメインみたいな煽り文句は違うかなと…この作品の魅力は陽菜子と八月一日の恋であったり娘と母と祖母の物語じゃないんですか…?こういう売り方はちょっとモヤッとします…お話自体はとても素敵で面白かったです!

キャラ A
陽菜子はなんだかすごく頼り甲斐がある女性で本当に23歳…?とちょっとかなりびっくりしました…でも外はキリっとしていても内側はすごく女の子でギャップがあって魅力的でした!八月一日はなんだかお茶目なところもあったので年齢がそこそこいっているのにびっくり…って2人とも年齢のことばかりw 着物のこととなると真剣な表情になるところや陽菜子のことが好き過ぎるところがグッドでした!陽菜子の母と祖母も魅力的でした!

今後の期待度 A
綺麗にまとまっていますけど続くのも面白そうですね。続刊があるなら読んでみたいです!

どんな人にオススメか?
着物要素が多めのお仕事もの×恋愛ものが読みたい方は!ミステリ要素はないとは言わないですけど、この作品自体はミステリではないと個人的には思うので帯やあらすじのミステリ売りに過剰な期待をしないほうがいいかもです。素敵なお話だったので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-09-406504-6