どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
こんな時間の更新ですみません…
さて、今回紹介するのは古宮雅敬さんの「セプテムレックス 怠惰の七罪魔と王座戦争」です!
ストーリー A
内容は、次期魔王を決めるバトルロワイヤル《王座戦争》の開催が迫る魔界。七罪魔の1人である怠惰のラグナルは王座戦争を中止にさせるためある秘策を用意していた。しかし、それには七罪魔の他の6人の協力が必要不可欠だった。策略を巡らせなんとか6人を説得し王座戦争を止めるために奔走することになるが…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。群像劇とはまた違いますけど七つの大罪をベースにしたキャラによる賑やかな作品でした!
第30回ファンタジア大賞銀賞受賞作!色々と気になる部分もありましたが、バーっと濁流のような勢いで読ませてくれる力強い作品でした!面白かったです!
次期魔王を決めるための戦いが行われようとする魔界。王座戦争に参加する七罪魔の1人ラグナルが主人公となり、彼の視点を中心に話が進みます。怠惰の彼はとにかくグータラ。トイレすら面倒くさがる始末…しかしやるときはやるんですよね。ラグナルさん。王座戦争を中止にすべくほかの6魔を説得するというのはまさに戦わないバトルファンタジーに相応しいですね!いや、バトル描写自体はあるんですけどラグナルは全然戦わないんですよね。主人公がここまで戦わないのも珍しいかと思います。要所要所でしっかり盛り上がりますし、文章も勢いがあって最後まで楽しく読めました!いくつか気になったところもありましたが、それを封殺するくらいのパワーがありました!面白かったです!
キャラ A
ラグナルは怠惰の七罪魔ということですごくグータラしてるんですけど、頭を使ったり最後の最後でいいとこ持っていくのはギャップも相まってすごくかっこよかったです!ラグナルのメイド・メリィも可愛かったですね!ラグナルにすごく献身的で流石メイドさん!とか思っていましたけど、その裏にある壮絶な過去を知ることでさらに魅力を感じましたラグナル以外の七罪魔も魅力的でした!
今後の期待度 A
一応決着自体は綺麗についていますが、2巻が出ても面白い作品ではないかと思います!続き待ってます!
どんな人にオススメか?
ファンタジーで群像劇っぽいお話が読みたい方は!戦わない主人公という言葉に惹かれたらぜひ手にとってみてください!ハマる人はハマりますよ!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-04-072733-2