どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は寒かったですね…

さて、今回紹介するのは神凪唐州さんの「大須裏路地おかまい帖 あやかし長屋は食べざかり」です!
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ストーリー A
内容は、名古屋の大須にある小さな神社で神主を務める北野諒。彼は副業としてあやかしたちが暮らす長屋件居酒屋の「なご屋」の店主として働いていた。様々なあやかしたちに料理を提供しながら大須の街で日常を過ごす…とこんな感じです!
ジャンルはあやかし+ご飯もの。ライト文芸やそれよりの作品では定番になりつつある組み合わせですよね。
「異世界駅舎の喫茶店」のSwindさんの別名義の作品。美味しそうな料理描写とあやかしたちの賑やかなな日常が印象に残る作品でした!面白かったです!
まずすごかったのは徹底した名古屋の空気や雰囲気ですね。名古屋は行ったことがないのでなんとも言えないのですが、首都圏に住む僕から見てそこにある独特の文化や方言言い回しから「名古屋」を感じることができました!ポン菓子(にんじん)って名古屋だと「パッカン」「ポンハゼ」って言うんですね…全国共通でポン菓子かと思っていました…ストーリーは連作短編形式で人間の諒とあやかしの交流を描くというもの。どて煮や手羽先といった「なご屋」で出される料理を美味しそうに食べるあやかしたちを見ると読んでいる方もお腹が空きますよね…あと味噌を使う料理が多くてその辺りは郷土色が強いのかな?と感じました!人間とあやかし、あやかしとあやかし、そしてあやかしと料理とそれぞれの関係が丁寧に描かれていて最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
諒は神社の神主と居酒屋の店主(しかも長屋に住んでいるあやかしたちのために朝食も作る)と結構ハードな毎日を送っていますね。しかもあやかしたちの問題にも関わったり…朱音さんもう少しお給料あげてくださいw 諒が保護した猫のあやかしのトータは年相応の反応や感情が微笑ましかったです!諒の雇い主でもある朱音さんは頼り甲斐がある反面、過去に色々あったからか弱さもあって…こういう人間とあやかしの関係とかをしっかり考えてくれるあやかしはいいですよね…

今後の期待度 A
綺麗に終わっていますけど、続けられそうですし続刊があるなら見てみたいです!名古屋の美味しい料理やあやかしたちの交流を楽しみにしてます!

どんな人にオススメか?
あやかしやご飯もの料理ものが好きな方は!賑やかで楽しい作品です!名古屋の空気や雰囲気が文章から伝わってくる素敵な作品です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-8002-8176-0