どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
さて、今回紹介するのは飛田雲之さんの「《このラブコメがすごい‼︎》堂々の三位!」です!
⚠︎今回だいぶ穿った見方をしてます。読んだ方との解釈の相違が普段より激しくなるかもですが悪しからずm(._.)m
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ストーリー A
内容は、ライトノベル系のまとめサイトの運営者の姫宮新は高校生ながらまとめサイトを軸に自ら起業して月に700万円以上の収入を得ていた。そんな新はネタになると思いネットの小説賞「このラブコメがすごい‼︎」で三位を取った作者に取材を申し込む。しかしその作者は新が密かに想いを寄せていたクラスメイトの京月陽文だった⁉︎しかも京月がこのラブコメがすごい‼︎で三位を取ったのは新のまとめサイトが炎上に手助けしたからだった。新は自身の利益のため、また京月の利益のためにラブコメの書き方を教えることになるが…とこんな感じです!
ジャンルはクリエイターもの+ラブコメ。どちらかというと前者の要素が強いです。
第12回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!長くなるので先に結論だけ書きますがこの作品すごく面白いです!ただ色々すごすぎます…
ちょっとストーリーから離れてしまうところになるんですけど、この作者さん恐ろしく頭がキレますね。いや、もう計算とかそういうレベルじゃなくて予知のレベルでこの作品書いているのかと疑ってしまいます。きっと作中にある通りインフルエンサー的な層を狙って、そこで話題にしてもらう要素をピンポイントで取り入れています。まとめサイトであったり、動画投稿者サイトであったり…きちんと整合性があるように見せかけてちょっと隙があったりするのは狙ってやっているのだとすれば本当にすごいです。そしてこの文章ですよ

「(前略)作品を否定しても、君自身を否定しているわけじゃない」132p

「(前略)俺たちは所詮、外野だよ。ちょっと他のやつらよりも声がでかくて、影響力を持っているだけの外野だ。」223p

もうなんというか多分ラノベブログとかやってる人はめちゃくちゃ欲しい言葉なんですよね。これ(多分)。というか、僕は132pの言葉でこの作品は、この作者さんの作品はめっちゃ面白いと確信しました。不気味なほどに「わかっている」作家さんだと思いました…過去にまとめブログの運営経験があっても書けないですよ。こんな作品。
さて、ストーリーに戻しますと、このストーリーもまた計算され尽くしていましたね。とにかく綺麗なんですよ。いらない文章は何一つとしてなく、必要な文章は何一つとして欠けてない。完璧な、パズルみたいな文章で構成されていて、さらにはその文章も簡潔で読みやすい。キャラの魅力もきちんと引き出されていて…そしてクリエイターものとしてもラブコメとしても魅力があって、どこから見ても輝くダイヤモンドみたいなストーリーでした…しかも最後に決着がつかないかと思わせてからのあの着地ですよ。もう本当にすごいです。完全に手のひらの上でした。別に勝負してないですけどこれは完敗です。不気味なほどに計算されていて面白い。とにかく面白い。もうそれ以上言葉がないです。

キャラ A
新は高校生ながらラノベ系のまとめサイトでヒットしてその他にも色々仕掛けて事業として成立させている実業家・起業家。冷静で計算高い部分もありながらそれ相応に高校生らしさも見えていてすごくいい主人公でした。陽文は小説を書く女子高生としては多分最高峰の魅力を持っています。一歩踏み出して行動していて強すぎないかわいさを感じられました。個人的なお気に入りは新の妹の麻里。多分麻里ちゃんも作者さんの思惑通りに好きになっちゃいましたねw だってこんな無条件でお兄ちゃん大好きで賢くてすぐに嫉妬して…なんて可愛い妹いたらイチコロですよw

今後の期待度 A
これは続い欲しいんですけどどうなんですかね?2巻が欲しいというか読ませてくれ!という期待を込めて…

どんな人にオススメか?
狙い撃ちになっちゃうんですけど、ラノベブログとか読メとかTwitterとかでそこそこの量をラノベの感想を書いてきた方は是非読んで欲しいです。そしてこの作品の感想を聞かせてください…クリエイターものとしてラブコメとしてすごい作品が出てきたと思います。気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-09-451732-3