さて、今回紹介するのは周藤蓮さんの「賭博師は祈らない4」です！

前巻の記事↓

内容は、バースでの逗留を終え帝都に戻ってきたラザルスたち。しかし賭博師としてのラザルスは変化しつつあった。リーラという大切な存在を前に冷徹さを失いつつあるラザルス。そんな彼は裏社会の大物に目をつけられることに…さらにかつての恋人で賭博師のフランセスが現れ…とこんな感じです！

シリーズ第4弾！先日コミックスも発売されてますます盛り上がっていますね！今回も面白かったです！

この巻ではテキサス・ホールデムがメインの賭け事として扱われてましたね。テキサス・ホールデムはルールは知っていたんですけど、実際にやるとこんな感じなんですかね？

序盤はラザルスとフランセスの過去話が語られます。ここで見せられる2人の関係が後々の展開に効いていましたね！この章の最後でラザルスが言う「どうでもいい」がまた…そして時間は現在へ！バースから戻りリーラと相変わらずの日常を過ごすラザルス。しかし、リーラがいるが故に変わり始めてしまったラザルス…賭博師としての信条が揺らぎ、そしてついに…これまでのラザルスがラザルスではなくなってしまう瞬間は確実に「あぁ、壊れてしまったんだな…」と痛切に感じました…そこからラザルスが立ち上がり再び賭博師として、そして1人の男として鮮やかな姿を取り戻す過程はすごくワクワクしました！ラストで見せたフランセスさんとの関係も非常にグッドでした！今回も最後まで楽しませてもらいました！面白かったです！

フランセスさんがすごく魅力的な女性でした！ラザルスとの過去の因縁、賭博師としての振る舞い、圧倒的な強者感…そしてラザルスとの掛け合いですよ…一気にメインヒロインを乗っ取りにきた感がありましたね！ラザルスの変化はどうなるかと読みながら不安になりましたが、中盤を経て終盤で再び輝きを取り戻す瞬間は賭けをしているようなワクワク感がありました！そして困った時のジョン！登場するシーンがベタなんですけどまたかっこよかったです！

次が最終巻ということで…もうちょっとラザルスやリーラ、そしてフランセスを見たいですね…というかこのラストからラザルスはリーラにどんな顔して会うんですかね？5巻も楽しみに待ってます！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)

ISBN 978-4-04-893870-9