どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
さて、今回紹介するのは三秋縋さん原作、loundrawさん作画・ストーリー構成の「あおぞらとくもりぞら」です!
ストーリー A
他人を操る能力を持つ青年。彼は脳裏に浮かぶ相手の顔と自殺に見せかけて処理しろという指令の通り人を殺していた。そんは自分の仕事を掃除人と呼ぶ彼にある日1人の少女を殺す指令が下される。女子はひとりぼっちで生きることに無気力だった。殺し甲斐を感じない青年は少女をただ殺すのではなく苦しめて殺すことにするが…
三秋縋さん原作、loundrawさん作画・構成ということで購入。三秋さんの作品は未読でloundrawさんのあらゆる作品も実は書店で表紙を見かける程度だったので初挑戦でした。お二方とも人気のある作家さん・イラストレーターさんなのでこれを機に読んでみるかと思い購入。面白かったです。
人を操り自殺に追い込む青年と無気力でいつも遠くを見ている少女のお話。簡単に殺せてしまう少女に殺し甲斐を感じない青年は少女に生き甲斐を教えて苦しめてから殺すために彼女の体を操ります。なんだか不思議な雰囲気の作品でしたね…なんというか共感性が高いです。僕はもちろん誰でもきっとこの登場人物の行動にある一場面に自身を投影して入り込める隙があると感じました。物語のペースはゆっくりとしていて、何気ない日常の一コマが強烈なインパクトを持って脳に焼きつくようでしたね。中盤以降に明かされる少女の謎とそこからの青年の行動の選択。2巻同時発売の1巻なのでまだこれからという感じでしたが、作品の独特の引力に引かれてしまうような魅力がありました。面白かったです。
キャラ A
少女も青年もオリジナリティというかアイデンティティ?というか独立した自我はあるのにもう一歩進めないというか、こういう人なんだよというのは難しいですね…いや決して魅力がないわけではないんですけどすごく説明しづらいです…こればかりは読んで体験してほしいですね…
絵 A
序盤のコマ割りはなんとなく引っかかりましたが、刹那的な描写がすごかったです。一瞬を逃さないというか、写真なら100枚撮って1枚を選ぶところ1枚撮ってその1枚が完璧というような、そんな感じでした。
総合 A
なんとも表現しがたい魅力を持った作品でした。改めて面白かったです。2巻も買ってあるので読んで感想をあげたいと思います。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)