どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて新年最初に紹介するのは森バジルさんの「1/2-デュアル- 死にすら値しない紅」です!
FullSizeRender

ストーリー A
内容は、殺された人間が生き返る現象が発生する近未来の日本。死から蘇生した人間は偽生者(ワナビー)と呼ばれ特殊な能力を持ち迫害され殺される運命にあった。そんな偽生者たちを殺し直す倫護士という職業の竹内限夏は上司から新たな相棒を紹介される。須崎伴と名乗る少女は偽生者で《死》を失い永遠に生き続ける運命にあった。2人は偽生者の人権を望むテロ組織と戦うことになるが…とこんな感じです!
ジャンルは現代異能+ボーイミーツガール。ちょっと懐かしい雰囲気というか10年前のラノベの香りを感じました。
第23回スニーカー大賞優秀賞受賞作!めっちゃカッコいい表紙とあらすじから期待してました!
まず言わせてください…この作品すごく面白いです!新年一発目で最高に面白い作品に出会えました!僕の好きがここにありました!
まず設定が良かったですね!死から蘇生した偽生者。彼らは何かを失うことで特殊な能力を手に入れる…死なら不老不死、制限なら限界を超えた肉体能力、健康なら周りを不健康や病気にする能力…この何かを失って能力を手に入れるというのはすごく面白い設定だと思いました!あと独特のネーミングセンスやルビもいいですよね!キャラの名前もあまり見ないものが多いんですけど(限夏とかいてキリカ)こういうの好きです!ストーリーは偽生者絶対殺すマンな限夏と伴が出会うところから始まります!偽生者を見抜く能力を持つ限夏は伴を殺そうとしますが、それが新たなパートナーだと知り…こういう最悪の出会いから最高のパートナーになっていく物語は素直に好きです!そして2人は巷で話題の偽生者によるテロを止めるために動き始めます。限夏と伴の2人の視点から語られる物語は、それぞれの強烈なバックボーンと過去に裏打ちされて「なぜこの行動をするのか」「なんでこんな気持ちになるのか」という部分の訴えかけが非常にグッドでした!凶悪なテロ組織を追い詰める中で強くなる限夏と伴のパートナーとしての絆。戦いの先にある過去から逃れ、未来を目指し、そして死に向かう伴の欲望が、痛切に胸に届きました。バトル描写も前述のオリジナリティ溢れる能力のおかげで面白かったですし、最後まで楽しく読ませていただきました!すごく面白かったです!

キャラ A
伴が好きです!身長148センチ!刀で戦う不老不死の女の子!嫌いなものは月とセックスで、タバコを吸う!最高に僕の好きが詰め込まれて女の子でしたね!普段は不老不死ゆえ何百年も生きたという感じのちょっとロリババァな感じのする女の子なんですけど、限夏の裸を見て揺れ動く乙女心であったり女の子らしさとのギャップがグッド!限夏は鋭い刃物のような鋭利なクール系でそれでも偽生者を殺す時の冷徹さとなんか天然で誰とあんなことしたかとか言っちゃう感じ、伴を守るという熱い思いがグッドでした!その他にも敵味方問わず魅力的なキャラがストーリーを盛り上げていました!

今後の期待度 A
面白かったので2巻もぜひ読みたいです!限夏と伴のコンビは最高ですし、特に伴が本当に僕の好きが無限に詰め込まれているのでまた会いたいです!続刊お願いします!

どんな人にオススメか?
ちょっと懐かしい感じの現代異能とボーイミーツガールな物語が読みたい方は!ヒロインの伴は刺さる人には本当に刺さると思います!オリジナリティ溢れる設定やバトルシーンも魅力です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索にご利用ください!
IMG_3346

ISBN 978-4-04-107677-4