どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは周藤蓮さんの「賭博師は祈らない5」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、ジョナサンと対立し一度は追い込まれたラザルス。しかしなんとか窮地を脱出しボウ・ストリート・ランナーズと共にジョナサンに立ち向かうことを決める。フランセスを仲間に向かい入れかつての友人たちとの約束のために戦うラザルス。一方リーラは故郷に帰るための乗船券を渡されたことでラザルスへの思いを改めて自覚し…とこんな感じです!
シリーズ第5弾!そして完結!18世紀のロンドンを舞台にした賭博が絡むお話がここまで続くことが、綺麗に終わることがすごく嬉しいです!と同時にこれで終わりなんだなと…あとがきにもありましたが、書きたかったところまで書いて終われることは本当に素晴らしいことですよ…コミカライズも2巻が出ますし本当にここまで続いてくれて良かったと心の底から思える作品です!今回もストーリーは最高に盛り上がって面白かったです!
ストーリーは4巻が前編とすると後編!というか中編と後編?ですかね?窮地を脱出し因縁深いフランセスと結婚⁉︎することになり平穏さを取り戻したラザルス。こうしたリーラとの平穏な日常はすごく良いです…でもラザルスが手に入れたインドまでの乗船券が2人の距離に変化を及ぼします。好きなのに、奴隷というレッテルが、故郷という距離が2人を離そうとして…リーラの笑みも涙もちょっと怒った顔もラザルスの瞳にしっかり焼き付いていたと思います。そしてジョナサンとの対決。これがまたややこしいことになったりならなかったり…ジョナサンは本当に不気味で狡猾でしたね。ジョナサンを捕まえるための証拠が出てきたと思ったらそれをあっさり回避する予想外の方法を使ったり、常人には耐えられない場所でわざわざラザルスたちのことを待ったり…賭博師以上のいやらしさを備えたラストにふさわしい敵でしたね。二転三転する展開から、賭博師らしくバカラで解決…かと思いきやここにも驚きの展開があったりで最後までワクワクさせていただきました!ラストのアレも非常に良いですね!本当に「好き!」が止まりませんでした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
リーラの色んな表情が胸にきますね…言葉が発せなくても文字だけでも伝わる彼女の想い。涙や笑顔の理由を想像してますます彼女のことが好きになれます!ラザルスは最後まで彼らしいというか、賭博師らしいかっこよさと不器用さ、そしてリーラに向ける感情の全てが最高に主人公していました!

今後の期待度 評価不能…
完結なので…お疲れ様でした。周藤蓮さんの作品これからも楽しみにしています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912206-0