どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは坂石遊作さんの「聖なる騎士の暗黒道」です!
ストーリー A
内容は、世界を司る女神に気に入られ聖騎士となったセイン。だが、彼はなぜか暗黒騎士を目指して故郷を発つ。メイドの少女メリアと共にやってきたのはジェニファ王立魔法学園。だが、闇魔法の適正が全くないセインは中二くさいファッションを身にまとう変人扱いされてしまう。そんなセインが出会ったのは光の一族でありながら炎魔法しか使えないアリシアという少女だった。彼女に共感したセインは迷宮に眠る聖剣を共に探すことになるが…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー+学園。割と手堅い感じの世界観でした。
第12回HJ文庫大賞金賞受賞作!第12回の受賞作はこの作品だけですね…最近はデンドロのアニメ化発表とかありましたしHJ文庫の新人賞ももっと盛り上がって欲しいんですけどね…荒さはあるものの手堅いファンタジーといった感じで楽しめました!面白かったです!
女神に見初められた聖騎士でありながらも、暗黒騎士に憧れて故郷を発つセインというところから物語は始まります!この辺りはサクサク進んでノンストレスで読みやすかったです!聖騎士であることを隠し暗黒騎士を目指すも闇魔法の適正がゼロのため瞬く間に落ちぶれるセイン。そこで出会ったのが光の一族でありながらも光魔法が使えないアリシア。セインは馬鹿にされる彼女の境遇に共感し、共に迷宮にあるという聖剣を探すことに…途中挟まれるメリアとのやりとりや学園での様子などは楽しかったですね!そしてアリシアに訪れるピンチとそれに駆けつけるセイン!ラストも盛り上がっていい感じに着地していました!ただやはり荒いというか気になるところが…セインが暗黒騎士に憧れる理由や、聖騎士であることを隠す描写なんかはもう少し欲しかったですね…なんかどうもセインの行動理由が弱い気がします…荒さはあるかな?と思いましたが手堅いファンタジーといった感じで楽しませてもらいました!
キャラ A
セインの暗黒騎士を目指す中二病感はめちゃくちゃ良かったですね!そんなセインに仕えるメリアものんびりしている割にはきちんと実力もあり、セインのことを信頼していることが伝わってきて魅力的なキャラクターでした!アリシアは光の一族でありながら光魔法が使えないことの葛藤からの迷宮での出来事そしてあのラストと成長していく姿がグッドでした!
今後の期待度 A
2巻以降大化けする可能性もあると思うので続刊も楽しみにしています!学園でセインがどのように戦い抜いていくのか注目です!
どんな人にオススメか?
手堅いファンタジーが読みたい方は!ページ数も270以下でサクッと楽しめると思います!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
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ISBN 978-4-7986-1884-5