どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは神田夏生さんの「君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと」です!
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ストーリー A
内容は、高校の卒業式の後に恋人である緋花里を亡くした夕斗。失意の底にある彼の元に死んだはずの緋花里から一通の手紙が届く。それはもう一度会いたいなら世界で一番キレイなものを見つけてリセットしろという内容だった。夕斗は緋花里にもう一度会うために猫の被りものをした謎の男クレセントと共に思い出の場所をめぐる旅に出る…とこんな感じです!
ジャンルは恋愛。一見SFっぽい設定やオカルトチックな設定もありますが、まっすぐな恋愛ものでしたね。
神田夏生さんの新作!デビュー作から追っている作家さんで発売前からすごく楽しみにしていました!今作も面白かったです!
まず序盤。死んでしまった緋花里から手紙が届くシーンから物語は始まります。最初は悲しいというよりも緋花里のクレイジー加減が見える文章に「おぉ…」という感じでしたね…そして始まる緋花里と出会い恋をした過去と緋花里を失い失意にくれる現在の物語。後述しますが緋花里はとんでもない女の子でインパクト抜群でしたね。学校でヒビの入った窓をぶち破ったり、二階からとびおりたり…はちゃめちゃな女の子でした。そんな緋花里と仲良くなりついには恋人になる夕斗。しかし今はもう彼女はいないという事実が…クレセントという猫の頭を被った不思議な男と苦行ともいえる徒歩の旅。緋花里がいない悲しみと灰色の世界での旅は徐々に夕斗を追い込んでいきます。この対比が緋花里というかけがえのない女の子を輝かせていましたね。物語が進むにつれて過去が現在に追いつき、出会って恋をしてとびっきりの一瞬を過ごして、そして失って…途中「おっ」と驚くような展開もありつつ、迎えたラストはきっと…まっすぐに胸を穿つ美しい作品でした。面白かったです!

キャラ A
夕斗は緋花里がいるとツッコミで忙しそうでしたねw 好きとか可愛いとかきちんと伝えられるところとか、ピンチのときはきちんと守ってあげられるところとか好感度高いです!緋花里はもうなんか台風みたいな女の子でしたね!抜群に可愛い容姿なのに、中身はもう大変なことに…へんなことばっかり言うわ、へんなことばっかりするわ…それでも夕斗が大好きで大好きで仕方ない可愛いところが最高に魅力的でした!頭を撫でて欲しい仕草とかきゅんとします!

今後の期待度 評価不能…
一巻完結だと思うのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
切なくてどこか優しい恋愛ものが読みたい方は!緋花里というとんでもない女の子にぶんぶん振り回されて最後までたどり着いてみてください!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912334-0