どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは内田弘樹さん原作、河内和泉さん漫画の「この社会主義グルメがすごい‼︎」です!
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内田弘樹さんが同人で頒布していた作品の商業版になります。ちなみに同人版は現在シリーズ4冊出ていて全て読んでるこのシリーズのファンです!商業版が出るということで発売日には買っていたのですが、紹介するのが遅くなってしまいました(^_^;)

まず同人版との大きな違いを説明すると、同人版はレシピ中心でしたがこちらは漫画が中心になります!漫画の形式は四コマと変わらないですが、料理の写真は全てモノクロで内田弘樹さんの社会主義コラムが各話の終わりに記載されています。同人版と内容がかぶる部分もありますが、漫画は増えてコラムも面白いので同人版既読組でも楽しめると思います!

さて内容に戻ります…この作品はソ連の擬人化であるトロイカが社会主義を再興させるために突如出現。大学生の村上真一の家にやってくるところから始まります。普通の方法では社会主義を再興できないと知ったトロイカは社会主義グルメを利用することを考えるが…とこのような内容になります。当然政治的な部分は解説程度で料理がメインのグルメものになります!料理が美味しそうかは…はい…物によります…

トロイカのほかにも東ドイツの擬人化オッシー、ベトナム社会主義共和国のアオザイが登場します!(ちなみにアオザイは商業版で初登場)東ドイツの料理はソ連と大差ないですが(^_^;)ベトナムの社会主義グルメは本当に美味しそうですね!やっぱり米ですよ!米!最近フォー食べてないのでつい食べたくなりした…

と、ベトナムの料理は美味しそうですが…ソ連と東ドイツ…いやまともなのもあるんですけど料理名が「死んだおばあちゃん」とかなのは結構強烈ですよね(^_^;)グルメものではありますが、その料理ができた社会主義的な背景はすごく楽しかったです!食と歴史や文化的な背景、さらには経済や国の情勢、政治は切り離せないものもありますし、こうして楽しく社会主義のことが知れるのはいいですよね!

インパクト抜群の料理と魅力的な社会主義の擬人化で見せる最強のグルメものです!気になった方はぜひ!